ブラーバ矯正(Brava)とは?目立たずリーズナブルな裏側矯正の特徴・効果

ブラーバ(Brava)の矯正装置
ブラーバ(Brava)

ブラーバ矯正(Brava)は、アメリカで開発された先進技術を活用した新しい裏側矯正です。
DDデンタルクリニックグループは、日本でいち早くブラーバ矯正(Brava)を導入し、数多くの症例を手がけてきました。
本記事ではブラーバ矯正(Brava)の特徴・メリット・デメリット・費用・治療期間・注意点まで詳しく解説します。

ブラーバ矯正(Brava)とは?

ブラーバ矯正(Brava)とは、歯科先進国アメリカで誕生した、全く新しい概念の裏側矯正装置です。
従来の裏側矯正とは異なり、歯列全体をワイヤーで連結せず、歯を一本ずつ動かすことを可能にしました。

出典元:Brius社(ブリウス)

この画期的なアプローチを支えるのが、「インディペンデント・ムーバーズ・テクノロジー」と呼ばれるブラーバ独自の技術です。形状記憶合金の力を利用し、歯をそれぞれ独立して、かつ精密に動かすことができます。
さらに独自開発された治療計画ソフトウェア「ブリウスプランナー」を用いることで、治療開始前から最終的なゴールを見据えた無駄のない綿密な計画を立てることができ、歯を計画通りスムーズに目的の位置まで動かせます。
これにより裏側矯正ブラーバは、従来の裏側矯正よりも治療期間を短縮し、費用や歯への負担も軽減が可能となるのです。

ブラーバ矯正(Brava)の特徴・メリット

ブラーバ矯正(Brava)は、従来の矯正治療の常識を覆す多くのメリットを持つ画期的な治療法です。
ここでは、その主な特徴とメリットについて詳しく解説します。

①独自開発技術により歯を効率的に動かせるため治療期間が短い

ブリウスプランナー

ブラーバ矯正は、独自技術の「ブリウスプランナー」により治療前の段階でゴールまでを見据えたシミュレーションができるため無駄のない治療計画を立てることができます。また、立てた治療計画はオーダーメイドで作られた装置に反映されることで治療計画通りに歯を動かしていくことを可能にしました。

オーダーメイドで作られた装置は「インディペンデント・ムーバーズ・テクノロジー」という独自の技術によりワイヤーを使わず、形状記憶合金の力で歯を1本ずつ精密に動かします。従来の矯正装置では治療のたびに歯科医師が手作業で細かな調整を繰り返す必要がありましたが、ブラーバ矯正は手作業による調整が必要ありません。

治療計画と装置、両面から精度と効率を高めることで、従来よりも短い治療期間での治療終了を目指すことができるだけでなく通院回数も抑えることができます。

②従来の裏側矯正と比較して費用が安い

当クリニックでは、ブラーバ矯正の費用を698,000円(税込767,800円)に設定しています。
一般的に高額になりがちな裏側矯正や、目立ちにくいことで人気のマウスピース矯正(インビザラインコンプリヘンシブパッケージ)よりも経済的です。

③幅広い症例に対応できる

ブラーバ矯正は、従来の裏側矯正やマウスピース矯正では難しいとされる症例にも対応可能です。
一人ひとりの歯の状態に合わせたオーダーメイドの治療計画と、歯を個別に動かすことができる特性により、多様な歯並びの悩みに対応し、理想的な口元へと導きます。

④歯にかかる負担が少ない

ブラーバ矯正は、独自技術により穏やかな力で歯を動かせるため、歯や歯周組織にかかる負担を抑えることが可能です。
また、矯正治療に伴う痛みや歯根吸収のリスクを軽減できるのも特長です。

⑤矯正中の歯のケアがしやすい

ブラーバ矯正は、従来のワイヤー矯正のように歯と歯を連結しない構造により、矯正中の歯のケアが非常に簡単です。
歯みがきがしやすく、フロスを通すことができるのも利点です。

⑥矯正装置が目立たない

歯の裏側に装置を装着するため、日常生活で人から矯正装置が見えることはほとんどなく、周囲に気づかれずに歯並びを整えられます。

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ブラーバ矯正(Brava)がおすすめな人

ブラーバ矯正(Brava)がおすすめな人

今までにない新しい裏側矯正「ブラーバ矯正」は、以下のようなご希望やお悩みをお持ちの方におすすめです。

できるだけ短期間で歯並びを治したい

ブラーバ矯正は何年も矯正に時間をかけたくない…という方におすすめです。
歯一本一本を効率的に動かす独自技術により、従来の裏側矯正よりも治療期間の短縮を目指せます。

費用を抑えてた歯列矯正をしたい

ブラーバ矯正は、従来の裏側矯正と比べて費用を抑えられる傾向があります。審美性とコストを両立したい方にも適しています。

目立たない矯正では治らないと断られたことがある

マウスピース矯正や従来の裏側矯正では難しいとされた複雑な歯並びも、幅広い症例への対応が可能なブラーバ矯正なら解決できる可能性があります。

矯正中の痛みや矯正中のお手入れが心配な人

ブラーバ矯正は歯に穏やかな力を加えるため、痛みが少ないと感じる方が多いです。また、歯を連結しない構造のため、矯正中でもフロスや歯間ブラシが使いやすく、お口の中を清潔に保てます。

目立たない矯正装置を選びたい

ブラーバ矯正の装置はすべて歯の裏側に装着するため、日常生活で矯正していることが気づかれにくい治療法です。

ブラーバ矯正(Brava)を他の矯正法と比較|違いを整理

ここではブラーバ矯正と、他の代表的な矯正方法との違いを比較してご紹介します。
それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルや治療への希望に合った方法を見つける参考にしてください。

ブラーバ矯正(Brava)を他の矯正法と比較|違いを整理

※治療期間には個人差があります。保定期間は含みません。また治療期間や通院回数は、患者様の症状によって異なります。
※1 自社調べ(2022年8月 国内で矯正治療を行っている210クリニックを調査)
※2 自社調べ(2022年8月 国内で矯正治療を行っている210クリニックおよび16ブランドを調査)の各矯正方法の通院の頻度をもとに算出。ワイヤー矯正3〜6週間に1度、マウスピース矯正1〜3ヶ月に1度、裏側矯正3〜6週間に1度。
※ブラーバの装置料金には、別途、初回検診料、再診料、リテーナー費⽤、必要に応じて追加治療の費用がかかります。
※3 ブラーバの目安の通院回数は、1回の治療(約9ヶ月)で必要な通院回数の目安です。

ワイヤー矯正(裏側矯正)と比較

どちらも歯の裏側に装置をつけるため、見た目の目立ちにくさは共通しています。
しかし、従来の裏側矯正が歯科医師による手作業のワイヤー調整で進むのに対し、ブラーバ矯正はあらかじめ歯の動きがプログラムされた装置で効率的に治療を進めます。
この違いにより、ブラーバ矯正は治療期間の短縮や通院回数の減少が期待でき、費用も抑えられる点が大きなメリットです。

 ブラーバ矯正とワイヤー矯正(表側矯正)を比較

ワイヤー表側矯正は、比較的費用を抑えて幅広い症例に対応できる治療法です。一方で装置が目立ちやすく、見た目が気になる方にはハードルになることも。
対してブラーバ矯正は、歯の裏側に装置を装着するため、ほとんど気づかれずに矯正が可能です。

また、表側矯正が定期的なワイヤー調整を必要とする一方、ブラーバ矯正は独自技術で効率的に歯を動かすため、通院頻度が少なく、より短期間での治療が目指せる点も魅力です。

マウスピース矯正と比較

どちらも目立ちにくい矯正方法として人気がありますが、マウスピース矯正は装着時間や自己管理が必要なのに対し、ブラーバ矯正は固定式のため、日常のケアや装着忘れの心配がありません。

また、ブラーバ矯正はマウスピース矯正では難しいとされる特定の歯の動きや複雑な症例にも対応できる点が大きな違いです。

ブラーバ矯正(Brava)の治療費用と期間

ブラーバ矯正は、その効率性と精密さから、費用面や治療期間においても患者様にとってメリットがあります。
ここでは、治療を検討するうえで気になる費用や通院の目安について簡潔にご紹介します。

ブラーバ矯正(Brava)の目安費用

DDデンタルクリニックでは、ブラーバを698,000円(税抜)で提供しています。

ブラーバの基本的な費用の内訳

裏側矯正ブラーバ(Brava)698,000円(税抜) ※767,800円(税込)
初回検診・精密検査費用5,500円(税込)
再診料(1回につき)5,500円(税込)
※リテーナーは症状等により22,000円〜66,000円(税込)の別途費用が発生します。

このほか、患者様の症状や口腔内の状態によっては、抜歯やIPR(歯の健康に影響がない範囲で歯の側面を削る)などの追加治療の費用が別途発生する可能性があります。
詳細は歯科医師が診察と検査をしたうえでご説明するので、まずはお気軽に初回検診でご相談ください。

▶ブラーバ矯正の費用について詳しい記事はこちら

ブラーバ矯正(Brava)の支払い方法

DDデンタルクリニックグループでは、現金、クレジットカード、デンタルローンの3つの支払方法からお選びいただけます。
※クレジットカード払い・デンタルローンは18歳以上(高校生を除く)が対象となります。

▶ブラーバ矯正の支払い方法についてはこちら

ブラーバ矯正(Brava)の目安期間

ブラーバ矯正の治療期間は平均9ヶ月〜1年半程度。
歯列矯正の期間は、歯並びの状態や歯の動きやすさなどにより個人差があります。
症状によって前後する可能性はありますが、ブラーバ矯正は従来の矯正法と比べて、比較的短期間で治療を終えやすいのが特長です。

ブラーバ矯正(Brava)の通院回数

通院回数は従来の裏側矯正よりも少なく、治療期間が約9ヶ月の場合で6~12回程度が目安です。
頻繁な通院が難しい方や、忙しいライフスタイルの方にも続けやすい矯正方法といえるでしょう。

▶ブラーバ矯正の治療期間や通院について詳しい記事はこちら

ブラーバ矯正(Brava)のデメリット・注意点

ブラーバ矯正を検討する際は、その特性によるいくつかのデメリットや注意点を理解しておくことが重要です。

対応クリニックが限られている日本国内では対応している歯科医院がまだ少なく、選べる地域が限られます。
金属アレルギーがある場合は適応できない装置に金属を使用しているため、金属アレルギーをお持ちの方は治療を受けられない可能性があります。
装置による口内の違和感や粘膜の擦れ治療開始初期には装置が舌や頬に触れて、違和感や軽い擦れを感じることがあります。
慣れるまで発音しづらさ・食べづらさ装置に慣れるまでの間、一時的に話しにくさや噛みにくさを感じることがありますが多くは徐々に慣れていきます。
表側ワイヤー矯正より費用が高い傾向にある裏側矯正装置の構造や技術的特性から、一般的な表側ワイヤー矯正と比較すると費用が高くなる傾向があります。

ブラーバ矯正のメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ブラーバ矯正(Brava)に関するよくある質問

ブラーバ矯正(Brava)について寄せられることが多い質問への回答を紹介します。

ブラーバ矯正(Brava)は痛いですか?

ブラーバ矯正では定期的なワイヤー調整が不要なため、痛みを感じる期間は比較的短く、装着から2〜4週間前後で落ち着くケースが多いです。
痛みが気になる場合は、矯正用ワックスや市販の鎮痛薬を活用するほか、やわらかい食事に切り替えることで負担を軽減できます。
痛みについての詳しい対策はこちらの記事でご紹介しています。

ブラーバ矯正(Brava)で滑舌は悪くなりますか?

装置が舌に近い裏側に付くため、一時的にしゃべりにくさや発音が気になることがあります。
しかし、時間の経過とともに徐々に気にならなくなっていくことが多いです。

ブラーバ矯正(Brava)で抜歯はしますか?

ブラーバに限らず、どの矯正歯科治療でも抜歯をする可能性はあります。
一般的に、抜歯が必要となるのは歯列を並べるためのスペースが足りない場合などです。

ブラーバの治療でも、患者様の歯並び・噛み合わせ、顎の状態によっては、抜歯を提案する場合があります。
もし抜歯が必要と判断された場合でも、患者様の同意を得ずに抜歯をすることはありません。
事前に歯科医師やスタッフが丁寧に説明いたしますのでご安心ください。
ブラーバ矯正で抜歯が必要なケースや痛みについてはこちらの記事をご覧ください。

ブラーバ矯正(Brava)ができないケースはありますか?

ブラーバ矯正は幅広い症例に対応できますが、金属アレルギーがある方や、重度の歯並びで外科処置が必要な場合、咬み合わせの状態によっては適応外となることもあります。
ご自身の歯並びがブラーバ矯正の適応となるか、より具体的な症例については、こちらの記事もご参考にしてください。

ブラーバ矯正(Brava)は保険が適用されますか?

ブラーバ矯正は、基本的に自由診療(自費診療)となるため、健康保険の適用はありません。
ただし、外科手術が必要な重度の不正咬合など、一部の特殊なケースに限っては保険が適用されることもあります。
詳しくは歯科医師にご相談ください。

ブラーバ矯正(Brava)の初回検診で契約しなくても大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。
DDデンタルクリニックグループの初回検診は、患者様のお悩みや疑問を解消し、ブラーバ矯正について詳しくご理解いただくためのものです。初回検診では精密検査を含めた診断を行い、治療内容や費用について丁寧にご説明しますが、必ず契約しなければならないわけではありません。
ご自宅でじっくりご検討いただき、納得した上で治療を開始するかどうかを決めていただけます。

ブラーバ矯正中に食事で気をつけることはありますか?

ブラーバ矯正は、基本的に食事制限はありませんが、硬い食べ物や粘着性のあるものは装置の破損につながる恐れがあるため注意が必要です。
ブラーバ矯正の装置を装着したばかりのころは、柔らかめの食事を意識すると安心です。
実際の食事に関する患者様の声や詳しい注意点については、こちらのブラーバ矯正の口コミ記事も参考にしてください。

ブラーバ矯正(Brava)の治療の流れ

ブラーバ矯正はDDデンタルクリニックグループ全国23院で提供しています。
当院での初回検診の予約方法から治療終了までの流れを紹介します。

①初回検診を予約する

初回検診の予約は、予約専用サイトで受け付けています。
ご希望のエリアを選んだら、初回検診を希望する日時を選び必要事項をご記入のうえ「予約する」を押せばご予約は完了です!

②初回検診を受ける 

予約した日時にクリニックにご来院ください。
初回検診ではレントゲン撮影や口腔内の写真撮影で歯と顎の状態を確認する精密検査や、高精度に口腔内を再現できる3Dスキャナ(iTero)で歯型を撮影後、検査結果をもとに歯科医師が治療計画をご提案いたします。
歯科医師の見解を聞いたうえで、ブラーバを始めるかどうかをご検討ください。もちろん、相談だけでお帰りいただくこともできます。※初回検診の結果、ご自身の判断で契約されなかった場合でも初回検診料(税込5,500円)は発生します。それ以外の費用は追加で発生しません。

③ブラーバ矯正の装置を装着して治療開始

ブラーバの矯正装置は、採取した歯型をもとに製作されます。
患者様が治療計画にご同意後、2~3週間程度で出来上がりますので、再度ご来院ください。ブラーバの矯正装置を装着し、治療を開始します。※装置装着についての詳細は、歯科医師にご確認ください。

④6~8週間ごとに通院する

上下に装置を装着した後は、6~8週間ごとに通院します。ブラーバの治療期間が最短の9ヶ月だった場合、必要な通院回数の目安は約6回となります。
※治療期間、通院回数には個人差があります。保定治療期間は含みません。
定期通院では、口腔内のクリーニング・スキャン・口腔内写真撮影・Brava装置に問題がないかの確認など、お口の状態や歯の動きの確認や装置の確認をし、必要に応じて追加の治療(※別途料金)や調整などを行います。

⑤治療終了!リテーナーの装着を開始する

ブラーバによる動的治療(歯を動かす治療)が終了した後は、リテーナーという保定装置を装着する保定治療期間に入ります。
保定装置とは、動いた歯列がもとに戻らないように固定する装置のことで、ブラーバに限らず保定装置の装着が必要です。
※リテーナーは症状等により22,000円〜44,000円(税込)の別途費用が発生します。
※治療期間には個人差があります。保定治療期間は含みません。

ブラーバ矯正(Brava)が受けられる矯正歯科クリニック一覧

東京

埼玉・千葉・神奈川

北海道・宮城・新潟・石川

愛知・静岡

大阪・京都・兵庫

福岡・熊本

まとめ|ブラーバ矯正(Brava)ならDDデンタルクリニックで

ブラーバ矯正(Brava)ならDDデンタルクリニックで

本記事では、ブラーバ矯正(Brava)の特徴やメリット・注意点に加え、他の矯正法との違いや費用・期間の目安についても解説しました。
「目立たない矯正をしたい」「できるだけ通院や期間を抑えたい」「他院で断られたけれど矯正を諦めたくない」──そんな方にとって、ブラーバ矯正は新たな選択肢となるはずです。
DDデンタルクリニックグループでは、精密検査を含む初回検診(通常3〜5万円相当)を無料でご案内しています。
ブラーバ矯正はもちろん、マウスピース矯正や表側・裏側ワイヤー矯正など、あなたの悩みに寄り添った治療法をご提案いたします。
矯正を始めるか迷っている方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

※本記事は2025年6月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。

【この記事の監修歯科医師】
重永基樹 先生
【この記事の監修歯科医師】
重永基樹 先生
1999年愛知学院大学歯学部卒業。
1999年より都内矯正認定医のクリニックに勤務し、矯正とインプラントを中心に臨床に従事。
2002年都内新宿区にて開業、様々な矯正治療を取り入れマウスピース矯正も20年以上実践。
その後都内に4医院、九州に1医院を展開。
2023年より全国16医院の矯正歯科クリニックの総合監修、指導を行う。

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