キレイライン矯正が抜歯をしないのはなぜ？その理由や治療できる症例を解説

「キレイラインに興味があるけど、歯列矯正は抜歯するって聞いて迷っている…」

「親知らずは抜かないといけないって本当？」

と思う方も多いはず。

キレイライン矯正は、透明な装置を使って目立たず歯並びを整えられるマウスピース矯正のひとつ。

1回4.4万円、目安費用19.8～46.2万円で、デコボコや出っ歯など目立ちやすい前歯を治療する部分矯正です。

抜歯する治療法と抜歯をしない治療法があるなか、キレイライン矯正はできる限り健康な歯を抜かない治療を基本方針としています。

抜歯をする代わりに追加治療を併用して、整った歯並びに導きます。

しかし、必ずしも抜歯をしないというわけではありません。

歯を並べるスペースを追加治療では確保できないなど、症状が強い場合には抜歯をおすすめする可能性もあります。

この記事では、キレイライン矯正が抜歯をしない理由や、代わりにおこなう追加治療の内容をご紹介します。

また、非抜歯のキレイライン矯正で対応できる歯並びや対応が難しいケース、実際にキレイラインで矯正治療を終えた患者様の写真も見られます。

抜歯をしないマウスピース矯正でどのように歯並びが変わるのかを知りたい方や、抜歯をしたくなくて歯列矯正をためらっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

キレイライン矯正は「健康な歯をできるだけ抜かない」治療方針

歯列矯正と聞くと抜歯をするイメージがある方も多いでしょう。

歯科矯正治療には抜歯をする治療法と抜歯をしない治療法があります。

キレイライン矯正は、健康な歯をできるだけ抜かずにきれいな口元を目指す歯列矯正です。

むし歯なら抜くしかない場合もあるかもしれませんが、健康な歯を抜歯してしまうのは抵抗がありますよね。

本来、口の中にある歯は親知らずをのぞいて28本。それぞれの歯がしっかり咬み合って、食べ物を噛み砕いたり、瞬発力が必要なときに噛み締めたりしています。

矯正治療で抜歯することが多いのは、咬み合わせのバランスに影響が少ないといわれる歯ではありますが、抜歯して歯の本数が少なくなると1本あたりにかかる負担が大きくなってしまうことも。

毎日の生活で負担が重なれば、歯が欠けたり歯茎が下がったり、歯の健康に少なからず影響がでてきますよね。

歯列を整えるだけでなく、健康な歯と口腔環境を保つためにもできるだけ歯を抜かずに治療する、これがキレイラインの治療方針です。

そもそも歯列矯正でなぜ歯を抜くことがあるのか

歯並びを整える治療でなぜ歯を抜くことがあるのか、その理由を説明します。

歯の数や1本1本の歯の大きさに対して顎の骨が小さいと、歯を正しく並べようとしてもスペースが足りません。

歯列と顎のサイズが合わない場合には、抜歯をして残りの歯をきれいに並べるスペースを確保します。

症状によっては抜歯をしなくても歯並びを整えられる場合もありますが、抜歯が必要な症状なのに抜歯せず無理に歯を移動しようとすると、スペースが足りずに口元が出っ張る・後戻りが起こりやすくなる・咬み合わせが悪くなるなどのリスクがあります。

抜歯が必要かどうかを自分で判断することはできません。

「自分の場合はどうなんだろう？」

と気になっている方は、まずは歯科医師にしっかり診断してもらうことが大切です。

キレイライン矯正では抜歯の代わりに追加治療を行うことがある

抜歯が必要な理由がわかると「抜歯しなくてもキレイラインでちゃんと歯並びは整うの？」と疑問に思うかもしれません。

キレイライン矯正では、基本的に抜歯をしない代わりに、歯を並べるスペースを作るための追加治療をおこなうことがあります。

ここでは、その追加治療の内容をご紹介します。

なお、ここで紹介している治療はキレイライン矯正による矯正歯科治療の一環ではなく、患者様のご要望や症状により歯科医師の判断のもと行われるクリニックによる追加治療です。

詳細は、キレイライン矯正の提携クリニックに直接ご確認ください。

①歯の側面を削る（IPR）

IPR（アイピーアール）とは、歯のいちばん硬いエナメル質の一部を削る処置です。

削ると聞くと抵抗を感じる方もいますが、歯の表面にヤスリをかける程度のイメージ。

歯の健康や寿命に影響しない範囲で歯と歯の間を削ることで、抜歯をせずに歯を動かすスペースを作ります。

IPRはクリニックにより費用が異なりますが、DDデンタルクリニックグループでは1回の処置につき4,400円となっています。

②歯列のアーチを広げる（拡大床）

拡大床（かくだいしょう）とは、歯列を頬側に広げて歯を並べるスペースを作る装置です。

ごくわずかずつ歯列が頬に向けて広がるため、抜歯をする代わりに歯がきれいに並ぶ空間ができます。

「拡大するなら頬が外向きに広がるのでは？」

と思いがちですが、拡大量は数ミリ単位で頬肉に吸収されるので、見た目への影響はほぼありません。

拡大床の費用は一律で片顎22,000円です。

親知らずはキレイライン矯正の前に抜いたほうがいいの？

「親知らずが生えてるから人より歯の数が多いんだけど…矯正治療前に抜いておいた方がいいの？」

歯科矯正にはさまざまな治療の種類があり、非抜歯での矯正歯科治療の中には、歯を奥歯側に向けて移動させる方法も存在します。

この治療法は親知らずがない前提での治療なので、親知らずがあれば抜歯が必要になります。

「じゃあ、キレイライン矯正でも親知らずは抜いて行った方がいい？」

答えはNOです。

キレイライン矯正を検討中なら、親知らずがあっても抜かずにクリニックへ行きましょう。

ただし、初回検診で歯科医師の診断により、歯の健康のため・矯正治療を順調に進めるために親知らずを抜くようすすめられる場合もあります。

キレイラインならその場合でも、矯正治療中・治療後のどちらでも抜歯が可能です。

「矯正したいけど親知らずを抜くのは怖い…」

とためらっている方は、痛みなど急を要する症状がなければ、まずは初回検診で相談してみてください。

非抜歯矯正のキレイラインで治療できる・できないケースって？

「私の歯並びはキレイラインで矯正できる？どんな歯並びだと抜歯するの？」

ここでは、非抜歯治療と抜歯治療のそれぞれにどのようなケースが該当するのかをわかりやすく説明します。

実際の治療には歯科医師の診察が必要ですので、あくまでも参考としてご覧ください。

キレイライン矯正でできる！非抜歯で理想の歯並びを目指せるケース

歯の並び方が大きくズレていなければ、非抜歯で理想の歯並びを目指せる可能性があります。

ただし、自分では「これくらいのすきっ歯なら軽いよね」などと思っても該当しないことも。

実際に抜歯をせずに矯正できるかどうかは、歯科医師の診察を受けてみなければ判断が難しいのです。

キレイライン矯正では難しい？抜歯を行う可能性が高いケース

歯が大きくて顎が小さいなどの理由から、歯並びのデコボコの状態が重度であれば抜歯が必要なケースに当たります。

また、歯を奥歯側に向けて動かす場合に親知らずが生えていれば、移動したい歯の妨げになるためこちらも抜歯の対象になります。

いずれも歯科医師の診察による抜歯・非抜歯の判断が必要です。

なるべく抜歯せず前歯の歯並びを整えたいなら一度相談してみては？

「健康な歯を1本でも多く残して、きれいな歯並びで歳を重ねたい」

キレイライン矯正では、「できる限り健康な歯は抜かない治療」を基本方針としています。

歯並びを整えるために必要がある場合には抜歯をおこなうこともありますが、基本的にはIPRや拡大床など、歯を抜かずにスペースを確保する追加治療で対応しています。

ただし、歯列矯正において抜歯は必ずしも悪いことではありません。

大きく飛び出した八重歯を治したい・口元の突出を抑えて理想的なEラインを目指したいなど、抜歯をおこなうことで幅広い歯並びの矯正治療が可能になるのも事実です。

抜歯して口ゴボを治したい、抜歯せずにきれいな歯並びになりたいなど、ご自身の気持ちはもちろん大切ですが、希望する治療方法はあっても、現在の症状などを専門的かつ多角的に見て判断するには、歯科医師の診察を受けるのが先決です。

もしも、あなたが「抜歯しないで矯正したい」と考えているなら、キレイライン矯正の初回検診を予約してみませんか？

理想的な歯並びを手に入れるための第一歩を踏み出してみましょう。

※本記事は2024年4月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
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