キレイラインは作り直しできる?破損・紛失で困ったら読もう!
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目次
キレイライン矯正は、目立つ前歯部分を対象に歯並びを整える矯正歯科治療法。
透明なマウスピースを使用するので目立ちにくく、周りにバレずに矯正をしたい人におすすめです。
自分でマウスピースを取り外しできる(※)ため、「食事や歯みがきの際のストレスが減る」などという嬉しい面がある一方で、取り外しができるからこそ「マウスピースをなくしてしまった」「外した時に割れちゃった!」などのトラブルが起こる恐れも。
※1日20時間以上の装着が必要です。
そんな時どのような対応が必要なのか、また装置の作り直しにかかる費用や期間などを解説します。
疑問や不安を一緒に解決していきましょう。
キレイライン矯正の装置は再製作できる?
キレイライン矯正で、作り直す可能性のあるものは次の3つの装置です。
それぞれについて詳しくご紹介します。
①マウスピース
キレイライン矯正で使用する透明の装置のことを「マウスピース」といいます。
マウスピースはずっと同じものを使うのではなく、治療計画に合わせて新しいマウスピースへと交換していきます。
使い方によってはマウスピースが壊れたりして作り直しになるケースはありますが、キレイライン矯正で使われているのはメジャーな9社のマウスピース素材のうち最も強度が強くひび割れしないという結果が出ている素材です。
またこの素材は弾力性にも優れているため、歯を動かす力を維持しやすいという特徴もあります。
※メーカー調べ
②拡大床
「拡大床」とは歯がキレイに並ぶためのスペースが足りない時に歯列を外側(頬側)へと移動させるためのもので、プラスチック・ワイヤー・ネジで構成された装置です。
拡大床は、歯科医師が必要と判断した患者様にのみ行う併用治療です。全員が使うわけではありません。
③リテーナー
「リテーナー」とは矯正が終わった後に使用する保定装置で、キレイライン矯正治療をした人全員がつけるものです。
矯正用のマウスピースとは違い、保定治療期間中は基本的にずっと同じリテーナーを使用します。
装置が作り直しになるケース・調整で済むケース
装置が再製作となるのは基本的に、装置を紛失・破損した時や虫歯治療をした時などです。
装置が当たって痛みを感じる時などは調整のみで済むケースも。
ここからはケースごとに詳しく見ていきます。
装置をなくしたとき
装置をなくしてしまったときは、作り直しが必要です。
なくしてしまったことに気づいたらすぐにクリニックへ連絡するようにしてください。
装置の紛失が予想されるシーンについて、外出先と自宅にわけてご紹介します。
外出先で紛失してしまうケース
外出先で食事をする時に一時的に装置を外し、ティッシュにくるんでいたために間違えて捨ててしまう。
<対策>
自分が予想できないタイミングで急きょ食事の予定が入ることもあるため、外出時には必ず専用ケースを持ち歩くようにする。
また、外した後は持ち帰るのを忘れないようバッグに入れるようにする。
自宅で紛失してしまうケース
一時的に装置をティッシュなどにくるんでいたが、どこに置いたかわからなくなってしまい間違えて捨ててしまう、またはペットに持っていかれる。
<対策>
自宅ではいろいろな場所に放置するのではなく、外した装置の置き場所をあらかじめ決めて、常に同じ場所に置くようにする。
装置が壊れたとき
装置は使っているうちに、ヒビが入ったり、割れたり、欠けたりしてしまうケースがあります。
マウスピースや拡大床は、ひび割れや穴あきなどの軽微な破損であれば安定してはめられることがあります。
その場合はそのまま使用しても大丈夫です。
しかし、自分では判断しづらかったり迷ったりするときはクリニックへ相談するようにしてください。
装置が壊れた時は、自分で接着剤などを使って修理することはやめてください。
装置が歪んでしまったり、歯を矯正するための適切な力がかからなくなってしまう恐れがあります。
なお、装置が壊れてしまう原因には次のようなものが挙げられます。
- 強い力で歯ぎしり・食いしばりをした
- 装置をつけたまま食事をした
- 正しく着脱できなかった
- 長期利用による劣化(リテーナーの場合)
虫歯治療を並行して行うとき
キレイライン矯正中や、保定治療期間中に虫歯ができた場合、装置の作り直しが必要となる場合があります。
基本的にクリニックでは虫歯の治療を終えてからキレイライン矯正を始めることを推奨していますが、途中で虫歯が見つかった時は、虫歯ができた箇所や状況によっては矯正治療と並行して虫歯治療を行えることも。
しかし、虫歯治療のために大きく歯を削ったり詰め物や被せ物をしたりすると元の歯から形が変化してしまうことがあるため、その場合は装置の再製作が必要となります。
◆ キレイライン矯正とむし歯に関する詳しい記事は、こちらをどうそ。
装着時に歯肉などにあたって痛いとき
マウスピースや拡大床が歯茎や舌にあたって痛みを感じたり、口内炎の原因となったりする場合があります。
その時は、装置を作り直すのではなく提携医院で調整して対応します。
ただし、装置が触れる以外にも痛みを感じる原因はいくつかあります。
- 歯が動くことでの痛み
- 装置の着脱時の痛み
- 虫歯が原因による痛み
何が原因で痛みが出ているのか自分では判断できないこともありますので、痛みを感じる時は提携医院へ相談してみてください。
※痛みには個人差があります。
◆ キレイライン矯正の痛みに関する詳しい記事はこちらをどうぞ。
キレイラインで作り直しが必要な場合の費用
次は、装置の作り直しにかかる費用について見ていきましょう。
キレイライン矯正では再製作に追加費用が発生する場合と発生しない場合とがあります。
ここからは費用と、それぞれのケースを確認していきます。
基本的に追加費用が発生する
キレイライン矯正の費用に装置の再製作費は含まれていないため、なんらかの理由で装置の再製作が必要となった場合は追加費用を支払う必要があります。
マウスピース(矯正装置) | 拡大床(拡大装置) | リテーナー(保定装置) |
---|---|---|
片顎11,000円〜 ※マウスピース(矯正装置)の再製作費用は、提携クリニックによって異なります | 片顎44,000円 | 片顎11,000円~ ※マウスピース型リテーナーの再製作費用は、提携クリニックによって異なります |
まれに追加費用が発生しないケースもある
次に挙げるような、患者様に過失がない場合の作り直しには追加費用が発生しません。
- 「届いて装着してみたが、なぜか合わない」という経緯での再製作
- 「受け取って1日でひび割れ・破損した」など、患者様の過失によらない初期不良と思われるケースでの再製作
作り直しにかかる時間と再製作期間中の過ごし方
装置の作り直しには、ある程度の日数が必要です。
手元に装置がない期間が発生してしまいますが、この間何もつけずに過ごしてしまうのはNGです。
では、作り直しにかかる時間、再製作期間中はどう過ごしたらいいのでしょうか?
再度、型採りをしてから作り直す
装置の再製作が必要な場合、すぐに新しい装置がもらえるわけではなく、手元に来るまでに数日かかります。
マウスピース、拡大床、マウスピース型リテーナーの再製作にかかる日数の目安は以下のようになっています。
- 患者様の過失による再製作:型採りをした後、3週間前後
- 初期不良による再製作:型採りをした後、1〜2週間
破損や紛失が原因で装置を装着できない期間があると、歯の後戻りが起こったり、治療計画に遅れが出たりすることがあります。
このようなトラブルを最小限に抑えるために、破損や紛失に気づいたタイミングで早めにクリニックへ相談してください。
作り直している間はどうする?
装置を作り直している間は、マウスピースの場合、直前に使用していたマウスピースを代わりに装着するようにしてください。
何もつけずに過ごしていると歯の後戻りが起こってしまい、再製作した装置が合わなくなってしまうことがあります。
マウスピースや拡大床がひび割れた、穴が空いたなどの軽微な破損であれば、そのまま継続して使用できることがあります。
安定して使える場合は、次の通院までそちらを使用してもかまいません。
困ったときは作り直す必要があるかクリニックへ相談してみよう
装置が壊れてしまった時は焦らず、キレイライン矯正の提携クリニックへ相談してみてくださいね。
最終的に作り直しが必要かどうかの判断は歯科医師が行います。
これからキレイライン矯正を始めようと思っている方は、作り直しにならないように以下のことに気をつけてみてください。
check
- むし歯にならないよう歯みがきをしっかりする
- 外出時は専用ケースを持ち歩く
- 紛失しないよう保管場所を決めておく
- 装置をつけたまま食事をしない
どんなに気をつけていても装置が壊れてしまうことはありますので、そんな時はできる限り早めに提携クリニックへ連絡し、これからどのように対応すればいいか相談しましょう。
装置がない期間の過ごし方もご紹介しましたので、装置が壊れてしまった時の対応をしっかり頭に入れておくと安心ですね。
キレイライン矯正が気になった方はぜひ、お近くの提携クリニックの初回検診予約をしてみてください。
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気になることは初回検診時に、お気軽にご相談くださいね。
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※本記事は2024年9月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
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