出っ歯矯正の費用相場と期間を解説!あなたに合う矯正方法の見つけ方
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目次
DDデンタルクリニックグループには、「出っ歯にコンプレックスを感じて矯正を考えた」という患者様が多くいらっしゃいます。
あなたも自分の横顔を見て「前歯だけでもなんとかならないかな」と思ったことはありませんか?
また、「出っ歯が目立つから人前で笑えない」というお悩みの方もいるかもしれません。
この記事では、出っ歯で悩むあなたのために、出っ歯の原因とともに、矯正の種類やそれぞれの特徴と費用の相場をお伝えします。
治療方法やクリニックを選ぶときのチェックポイントも紹介するので、あなたに合った矯正方法が見つかりますよ!
出っ歯は歯列矯正で治る?原因とタイプを知ろう
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出っ歯は歯列矯正で治療が可能です!
まずは出っ歯になってしまう原因と、出っ歯のタイプについて見てみましょう。
ひとくちに「出っ歯」といっても、その原因はさまざまですし、症状のあらわれ方も異なります。
出っ歯(上顎前突)とはどういう状態?
出っ歯は、歯学用語で「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」といいます。
文字どおり、上顎が前に突き出ているために、歯が前方に出すぎている状態のことで、歯だけが前方に出ている場合もあれば、顎の骨自体が前に出ているケースもあります。
横から見ると、鼻先と顎を結ぶ線(Eライン)から大きく口元が前に出ていることも珍しくありません。
いわゆる「口ゴボ」も出っ歯が原因であることが多いです。
出っ歯の原因

出っ歯になってしまう原因には、子どものころからの癖や遺伝が関係しています。
舌癖
舌で前歯を外側に押したり、舌を噛んだりする癖があると、前歯が外側を向いてしまうことがあります。
無意識のうちに行っていることも多いのですが、気になる方は意識してみましょう。
指しゃぶりや爪を噛む癖
指をしゃぶったり爪を噛んだりすると、歯が前に押し出されて出っ歯になることがあります。
口呼吸
口呼吸をしていると、舌で歯を前に押すのが習慣になってしまうことがあります。
また、口内の筋力のバランスが崩れて頬や唇から圧がかかり、舌が押し出されることで出っ歯になることもあります。
遺伝
次のような場合は、遺伝によるものと考えられています。
- 上顎が前に出ている
- 上顎のみが過度に成長した
- 下顎がじゅうぶんに発達しなかった
- 歯が大きなサイズで歯列から押し出されてしまった
◆ 遺伝によって出っ歯になってしまう原因や症状についてくわしく解説した記事もあります。気になる方はあわせて読んでみてください。
自分の出っ歯のタイプを確認する方法

出っ歯には、原因によって3つのタイプがあります。
あなたはどのタイプなのか、セルフチェックしてみましょう。
歯が前方に出ているタイプ
前歯が前方に向かって斜めに生えているタイプです。
下の前歯より上の前歯が5ミリほど前に出ていると、出っ歯が目立ちやすくなります。
骨格が前に出ているタイプ
前歯がまっすぐ下に伸びているのに出っ歯になっている場合は、上顎の骨自体が前に出ている可能性が考えられます。
反対に、上顎は正常なのに下顎が小さく、上下のバランスが悪いことで出っ歯に見えることもあります。
歯も顎の骨も両方出ているタイプ
出っ歯の原因が歯と顎の骨の両方にあることも珍しくありません。
そのため、歯科クリニックでは、歯列矯正を始める前にレントゲンなどで歯や顎の状態を観察したうえで治療計画を立てます。
出っ歯の矯正費用はいくら?治療の種類別の特徴と目安費用




出っ歯の矯正にかかる費用は、治療方法によっても異なります。
ここでは、主な治療方法の特徴と費用の目安を紹介します。
表側ワイヤー矯正

歯の表側にワイヤーの矯正装置を装着する方法です。
歯の表面に「ブラケット」という小さな金具を取り付け、そこにあらかじめ計算して曲げられたワイヤーを通します。
ワイヤーは形状記憶になっており、ワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して徐々に歯に力をかけていくしくみです。
歯が動いたぶんだけ調整する必要があるので、定期的に通院して、歯科医師に手作業でワイヤーを調整してもらいます。
表側ワイヤー矯正の費用の目安(全顎矯正)
- 50万~90万円程度
※2022年 自社調べ
裏側ワイヤー矯正

歯の裏側に矯正装置を装着する方法です。
ワイヤー装置を使うのが一般的で、歯が動くしくみは表側ワイヤー矯正と同じです。
ただし、歯の表側より歯の裏側のほうが歯列のアーチがやや小さいため、表側ワイヤー矯正よりこまめに装置を調整する必要があります。
また、外見からは矯正中であることが目立ちにくいという魅力がある一方で、歯の裏側という目で見ることが困難な場所に装置を取り付けるため、歯科医師の高い技術が必要となり、治療費用も高額となる治療法です。
裏側ワイヤー矯正の費用の目安(全顎矯正)
- 90万~140万円程度
※2022年 自社調べ
なお、2023年11月から、アメリカで誕生した新しい裏側矯正「ブラーバ矯正(Brava)」が日本でできるようになりました。
最初に装置を装着したあとは途中で調整の必要がない(※1)ため、効率よく歯を動かすことができ、治療期間は最短9ヶ月(※2)と、従来より短期間での治療が可能です。
※1:症状や歯の動き、装置の破損などにより、一度の装着で治療が終了とならない場合もあります。
※2:治療期間には個人差があります。保定治療期間は含みません。
DDデンタルクリニックグループのブラーバ矯正の料金(全顎矯正)
- 767,800円(税込)
マウスピース矯正

透明のマウスピースを装着する、口元が目立ちにくいことで人気の方法です。
近くで見ても矯正中であることがほとんどわからないほど自然な見た目なので、結婚式を控えている方や就活中の方でも人目が気になりにくいでしょう。
一方で、マウスピースを自分で着け外しをするため、マウスピースを洗浄したり、装着時間をチェックしたりと、自己管理をする必要があります。
人によってはこれらの手間が面倒に感じるかもしれません。
マウスピース矯正の費用の目安(全顎矯正)
- 40万~100万円程度
※2022年 自社調べ
気になる前歯だけなら部分矯正という選択肢も
ここまでは歯列全体を治療対象とする全顎矯正について紹介してきましたが、前歯を少し整えたいだけなら、「部分矯正」で治療するという選択肢もあります。
部分矯正は前歯数本の見た目をキレイにするのが目的の治療で、奥歯は治療対象外ですが、全顎矯正より費用を抑えやすく、治療期間も短い傾向にあります。
外科手術を伴う矯正治療

上顎の骨が大きく前に出ているなど、骨格による出っ歯で歯列矯正での改善が難しい場合は、外科手術も選択肢に入ります。
出っ歯の治療として代表的なのは、歯列ごと顎の骨を後方に下げる「セットバック」という手術を行い、その後、歯列を矯正で整える方法です。
セットバックでは顎の骨を後ろに引き込むので、横顔の印象アップにもつながります。
出っ歯の矯正を決めるときにチェックすべきポイント

出っ歯の矯正方法や通院するクリニックを決めるときは、「治療方法」と「支払方法」をしっかりとチェックしましょう。
自分の悩みや症状に合った方法を選ぶ
「なるべく周りに知られずに矯正したい」という方には、透明で目立ちにくいマウスピース矯正や、歯の表側から装置が見えない裏側矯正がいいでしょう。
「奥歯の噛み合わせも含めて歯列全体をしっかりと治療したい」という方なら、適応範囲が広く、歯科医師が手作業で調整してくれるワイヤー矯正がおすすめです。
「骨格が原因で出っ歯になっているのかも」と不安な方は、まずは矯正歯科でご相談ください。
レントゲンなどの精密検査をしたうえで、症状に合った治療法を提案してもらえます。
細かな値段や支払い方法などを確認する


歯列矯正の費用は、健康保険が適用されないうえに、装置の費用にプラスして再診料や追加治療などがあるので、高額になります。
「一度に払うのは難しい」という方も多いと思いますが、クリニックによってさまざまな支払方法がありますよ。
分割で払いたい方には、デンタルローンがおすすめです。
デンタルローンは歯科治療に限定したローンで、一般の多目的ローンより金利が低く設定されているところが多いです。
また、クレジットカードや電子マネーに対応しているところもあるので、自分に合った支払方法に対応しているかをチェックしましょう。
このほか、矯正中は定期的な通院が必要となります。
通うのに無理はないか、アクセスの良さや診療時間、休診日などを確認しておくことも大切です。
※クレジットカード払い・デンタルローンは18歳以上(高校生を除く)が対象となります。詳しい支払い方法や規約は、初回検診にお越しの際にクリニックへご確認ください。
【FAQ】出っ歯矯正の疑問│期間・痛み・見た目の変化

最後に、出っ歯の矯正について、多くの方から寄せられる疑問に回答していきます。
あなたもこのような点が気になっていませんか?
さっそくチェックしてみましょう!
出っ歯の矯正治療は何年くらいかかりますか?
ひとくちに出っ歯といっても、症状のあらわれ方はさまざまです。
前歯の数本だけを治療するだけですむ場合もあれば、歯列全体を大きく動かす必要があるケースもあります。
そのため、精密検査をしてみないと治療期間の予測は困難です。
あくまでひとつの目安ですが、症状がごく軽く最短で済んだ場合で2ヶ月程度、症状が重い場合は3年程度、と考えておくとよいでしょう。
※治療期間の目安は2022年自社調べ。保定治療期間は含みません。
歯列矯正の痛みはどれくらいですか?
痛みの感じ方には個人差があるため、具体的にどれくらい、と表現することは難しいのですが、歯列矯正で歯が動くときに我慢できないほど強く痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、歯列矯正で歯が動こうとすると、歯の周りに炎症が起こり、痛みの原因物質が発生するため、多少の痛みをともなうのは自然なことです。
もし痛みを感じたら、歯が動いているサインと考えるといいかもしれません。
もし痛みに不安があったり、治療中に痛みが続いたりするようであれば、歯科医師に相談してください。
鎮痛剤の処方や矯正装置の調整などの対応ができる場合があります。
出っ歯の歯列矯正は保険適用ですか?
歯列矯正は歯並びの見た目をキレイにすることが目的のため、健康保険は適用されません。
例外として、歯列矯正をしないと口腔機能に支障が出る場合などの、健康維持や疾病の治療が目的の場合は健康保険が適用となるケースもあります。
くわしくは通院中のクリニックにご確認ください。
出っ歯を治したら顔つきに変化はありますか?
出っ歯を治すと、前に出過ぎていた口元が正しい位置に移動して、横顔のラインが整う可能性があります。
そのため、出っ歯を治すと「可愛くなる」「美人になれる」といった噂もあるようです。
しかしその一方で、口元が引っ込んだぶん皮膚がたるんで、ほうれい線が目立つようになったり鼻の下が長く見えてしまったりするといったケースもあります。
治療後の顔つきの変化が気になる方は、横顔のラインなども考えて治療してくれるクリニックを選ぶとよいかもしれません。
出っ歯は矯正なしで自力で治すことはできますか?
ネットなどで「出っ歯を押してたら治った」といった噂があるようですが、結論から言うと、自力で出っ歯を治すことはほぼ不可能です。
もし無理に歯に強い力を加えて動かそうとしても、歯の神経や歯槽骨を傷めたり、思わぬ方向に歯が動いてしまったりする危険性があります。
出っ歯を治したい場合は、歯科クリニックで相談しましょう。
◆ 出っ歯を治す方法について、初歩から解説した記事もあります。ぜひこちらも読んでみてください。
出っ歯の症状に合った矯正方法で理想の歯並びをめざそう

出っ歯を矯正するには、さまざまな方法があります。
歯科医師によっても治療方針や治療方法は異なるため、まずは通院可能なクリニックを複数受診し、比較検討してみるのがおすすめです。
なかには初回のカウンセリングが無料のところもあるので、このようなところを受診してみると、お財布の負担を抑えられますよ。
いままでひとりで出っ歯で悩んでいた方も、今日から笑顔に自信が持てる未来に向かって、一歩を踏み出してみませんか?
あなたに合った矯正方法がきっと見つかります!
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DDデンタルクリニックグループでは、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、ブラーバ矯正など、さまざまな矯正治療を提供しています。
出っ歯でお悩みの方は、ぜひ当デンタルクリニックグループにご相談ください。
初回のカウンセリングは、精密検査も含めて無料です。(※)
無理に契約をおすすめすることはありませんので、お気軽に話を聞きにいらしてくださいね。
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※本記事は2025年4月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。