キレイラインとインビザラインどっちが良い?どちらも治療可能な歯科医院が教えます!
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目次
マウスピース矯正のブランドはいくつかありますが、代表的なのが「インビザライン」と「キレイライン」でしょう。
検索するとヒットしやすいので、「どっちがいいの?」「安いのはどっち?」と迷う方も多いと思います。
インビザライン
インビザラインは、1998年にアメリカで誕生したマウスピース矯正ブランドです。
日本には2006年に上陸し、マウスピース矯正のパイオニア的なブランドとして知られています。
キレイライン矯正
キレイライン矯正は、2017年に日本で誕生したマウスピース矯正ブランドです。
前歯部分の矯正に特化することで費用を抑えており、気軽に試せる矯正歯科治療としても知られています。
当院では、キレイライン矯正もインビザラインも提供しています。
それぞれに特徴があるので、患者様一人一人に合わせた治療を提案させていただいています。
では、あなたがマウスピース矯正をするとしたら、どちらを選んだらいいのでしょうか?
具体的には何が違うのでしょうか?
これからマウスピース矯正を始めたい方のために、わかりやすく解説していきます!
インビザラインとキレイラインは何が同じで何が違う?
※画像はキレイラインのマウスピースです。
インビザラインとキレイラインは別のブランドですが、透明の目立たないマウスピースを使って治療する矯正方法という点では同じです。
インビザラインとキレイラインの違いを知る前に、まずは2つに共通するメリットとデメリットをお伝えします。
マウスピース矯正としてのメリットは同じ
次の点は、インビザラインとキレイライン、どちらにも共通するメリットです。
- 装置が目立たない
- 自分でマウスピースの着け外しができる(※1)
- ワイヤー矯正と比べて痛みを感じにくい(※2)
- 金属アレルギーの人でも治療可能
- 矯正と同時にホームホワイトニングが可能(※3)
※1:1日20時間以上の装着が必要です。
※2:痛みには個人差があります。
※3:追加治療としてアタッチメントを設置している場合や、年齢・症状などによっては、ホワイトニングをおすすめできない可能性があります。
マウスピース矯正としてのデメリットも同じ
次の点は、インビザラインとキレイライン、どちらにも共通するデメリットです。
- マウスピースの自己管理が必要
- 適応できない症例がある
- 紛失・破損の恐れがある
マウスピースは清潔を保つために毎日洗浄する必要があります。
また、患者様の症状によっては適応外と診断される場合があります。
くわしくは初回検診でご相談ください。歯科医師が検査・診察をしたうえでご説明します。
インビザラインとキレイラインの違い【項目別に比較】
※画像はインビザラインのマウスピースです。
インビザラインとキレイラインに多くの共通点があることがわかりましたが、異なる点もたくさんあります。
ここでは、インビザラインとキレイラインの違いをくわしく見ていきましょう。
なお、インビザラインには5つのパッケージがありますが、ここでは、奥歯を除く計20本を対象としている「インビザラインGo」を除き、「コンプリヘンシブ」「モデレート」「ライト」「エクスプレス」の4種類を比較対象としています。
①治療できる範囲や歯の本数は?
矯正歯科治療は、治療する範囲によって「部分矯正」と「全顎(全体)矯正」の2種類に分けることができます。
部分矯正
部分矯正は目立つ上下の前歯を治療対象としています。
具体的な前歯の本数などはマウスピース矯正のブランドによって異なります。
全顎(全体)矯正
全顎(全体)矯正は奥歯も含めた歯列全体を治療対象としています。
インビザラインとキレイラインの治療できる範囲と治療対象の症状をまとめると、次のようになります。
インビザライン | キレイライン | |
---|---|---|
治療範囲 | 奥歯も含めた全顎(全体)矯正 | 上下の前歯を対象とした部分矯正 |
治療できる症状 | 抜歯を伴う大きな移動など、さまざまな症状に対応できる | 前歯の軽度~中等度以上の症状に対応 |
治療が難しい症状 | パッケージによって治療できる回数が異なるため、軽度な症状しか治せないものもある | 咬み合わせの改善や、症状が強いもの |
インビザラインは、全体矯正のため、奥歯も含めた幅広い症状に適応しており、歯を移動させるスペースを作るために抜歯を伴った治療をすることもあります。
ただし、パッケージによって治療回数が異なるため、症状に合ったパッケージを選ぶことが大切です。
※画像はインビザラインのマウスピースです。
一方のキレイライン矯正は、前歯の上下に特化した部分矯正です。
さまざまな症状を治療対象としていますが、奥歯は含まないため、対応が難しいケースもあります。
また、「できるだけ健康な歯を抜かない」という治療方針のため、可能な限り抜歯は行いません。
◆ キレイライン矯正の抜歯については、こちらでくわしく解説しています。
②治療費の目安は?
治療費は矯正歯科治療を考えている方にとって重要なポイントですよね。
具体的にいくらかかるかは患者様ひとりひとりの症状によって異なるため一概にはいえませんが、目安の治療費をまとめると次のようになります。
インビザライン コンプリヘンシブパッケージ(全顎矯正) | インビザライン ライトパッケージ(全顎矯正) | キレイライン(部分矯正) |
---|---|---|
44万円~121万円程度 | 25万円~78万円程度 | 19.8万~46.2万円程度(※1) |
※1:患者様の症状により、キレイライン以外の追加治療として片顎22,000円の拡大床の併用やIPR、アタッチメントを歯科医師から推奨される場合があります。
※1:追加治療(拡大床、IPR、アタッチメントなど)には別途料金がかかります。これらはキレイライン矯正の一環ではなく、患者様のご要望や症状により歯科医師の判断のもと行われる「クリニックによる追加治療」です。詳細は、提携クリニックに直接ご確認ください。
※1:リテーナーは症状等により22,000~66,000円の別途費用がかかります。詳しくは提携クリニックにお問い合わせください。
※1:上記に記載している費用以外に、初回検診料(キレイライン3,300円、インビザライン5,500円)および来院1回につきキレイライン3,300円(税込)、インビザライン5,500円(税込)の再診料が別途発生します。
インビザライン ライトパッケージもキレイラインも比較的軽度の症状を対象とした治療ですが、ライトパッケージは全顎矯正、キレイラインは部分矯正という違いがあります。
インビザラインは「コンプリヘンシブパッケージ」「ライトパッケージ」どちらも全顎(全体)矯正ですが、症状の重さによってパッケージが分かれています。
ライトパッケージは軽症を対象としたパッケージであるのに対し、インビザライン コンプリヘンシブパッケージは重い症状の治療も可能な治療で、あらゆる症状を対象としています。
◆ キレイライン矯正の費用については、こちらでくわしく解説しています。
なお、上記の費用にくわえて、再診料とリテーナー(後戻りを防ぐ保定装置)費用がかかります。
また、患者様の口腔内の状態によっては、IPR(歯の側面を削る)や拡大床(歯列を拡大させる)などの追加治療の費用がかかることがあります。
具体的な費用の見込みについては、初回検診で歯科医師にご相談ください。
治療費支払いのタイミング
インビザラインは、どのパッケージでも、最初に全ての治療費を払うことになっています。
料金はクリニックがそれぞれに設定しているため、どのクリニックに通うかによって料金に差が出ます。
場合によってはリーズナブルなクリニックを探せる可能性もあるところが魅力でしょう。
キレイラインは、支払いのタイミングを2種類から選べます。
- 都度払い
- コース払い
ひとつは治療のたびに払う「都度払い」。マウスピースを製作するごとに払う方法です。
もうひとつは「コース払い」です。あらかじめ治療する回数を決めておいて、その回数分をまとめて払う方法です。総額では都度払いより安くなります。
キレイラインの場合、DDデンタルクリニックグループをはじめとしたどの提携クリニックでも治療費は一律同じ料金となっているため、料金体系が分かりやすいというメリットもあります。
③治療方法に違いはある?
キレイラインもインビザラインも、マウスピースを装着して歯に力をかけ、徐々に歯を動かしていくという点では同じです。
しかし、それぞれオリジナルのマウスピースなため、使用するマウスピースに違いがあります。
治療にかかる期間はどれくらい?症例写真を紹介
治療期間は、患者様の症状の重さやめざすゴールによっても異なりますが、ひとつの参考として、ブランドごとの治療期間の目安を紹介します。
インビザライン コンプリヘンシブパッケージ(全顎矯正) | インビザライン ライトパッケージ(全顎矯正) | キレイライン(部分矯正) |
---|---|---|
1年~3年程度 | 6ヶ月~1年程度 | 約2.5ヶ月〜1年(※) |
※5回コース、追加治療なしで治療した場合の最短治療期間です。
※保定治療期間は含みません。キレイライン矯正に限らず、すべての矯正歯科治療において、治療終了後は後戻りを防ぐため保定治療が必要です。
◆ キレイラインの治療期間については、こちらでくわしく解説しています。
④対象年齢は何歳から?
インビザラインは、具体的に対象となる年齢は設定されていません。
しかし、永久歯の矯正歯科治療であるため、基本的には永久歯が生えそろっている方が対象、と考えたほうがいいでしょう。
なお、インビザラインでは、乳歯と永久歯が混在しているお子様(一般的に6~10歳)向けの矯正歯科治療「インビザラインファースト」があります。
こちらも目立ちにくいマウスピース矯正なので、学校でも周囲の目が気になりにくい治療ですよ。
一方のキレイラインの対象年齢は、顎の成長完了時期を目安にしているため、男性16歳以上・女性14歳以上となっています。
※近い年齢の方は、レントゲン撮影により適応可否を診断しますので、まずは初回検診専用予約フォーム内【その他・ご要望等】の欄に年齢を記載のうえ、ご来院時に歯科医師にご相談ください。
キレイラインKIDSも提供!
キレイラインでは、3歳~12歳(※1)のお子様の向けの小児用治療プログラム「キレイラインKIDS(キレイラインキッズ)」も提供しています
小児矯正との違いは、歯列そのものを動かすのではなく、永久歯がキレイに生え揃うための土台作りを目的としたトレーニングであるということ。
子供にありがちな「口呼吸」「指しゃぶり」「舌癖」などは、歯並びを悪くさせてしまう原因と考えられているってご存じですか?
そんな悪習癖を改善し、永久歯がキレイに生え揃うための土台作りをめざすのがキレイラインKIDSです。
歯に力をかける治療ではなく、着け外しができるマウスピース(※2)を使って、正しい舌の位置やお口まわりの筋肉の動かし方を覚えるトレーニングです。
※1:初診時年齢は3歳~11歳、3歳~5歳は反対咬合の症状のみ適応。顎関節に症状があるお子さまは適応外です。
※1:キレイラインKIDS適応外と診断されても、年齢や症状によっては他の治療法のご提案が可能な場合があります。詳しくは提携クリニックにご相談ください。
※1:近い年齢で初回検診の受診を強く希望される場合は、予約フォーム内【その他・ご希望等】に記入のうえ、提携クリニックとご相談ください。
※2:日中3時間と就寝時8時間の装着を推奨しています。
インビザラインとキレイラインはどっちを選べばいい?
キレイラインにもインビザラインにも、メリット・デメリットがありますし、どちらにも魅力的なポイントがあります。
「私はどっちを選べばいいの?」
と迷ってしまった方も多いかもしれませんね。
ここでは、これまで見てきた違いを元に、何を基準に判断するのか、どのような人に向いているのか、といった点を深掘りしていきます。
判断基準となるもの
インビザラインとキレイライン、どちらが適しているかは、部分矯正が適しているのか、全顎(全体)矯正が適しているのかがひとつの判断材料となります。
これは検査と診察をしたうえで、歯科医師が判断します。
また、治療にかけられる費用や期間、患者様がどれくらいキレイな歯並びをめざしたいのか、といった点も判断基準となります。
歯科医師は患者様のご希望などを聞いたうえで口腔内の状態をみて判断しますので、予算やいつまでに治療を終わらせたい、などのご希望があれば、遠慮なく歯科医師にお伝えください。
インビザラインが向いている人
インビザラインはさまざまな症状に対応できます。次の人に向いています。
- 咬み合わせの治療が必要な人
- 奥歯も含めた全顎矯正が必要な人
- 症状が重い人
- 抜歯も含め大きく歯を動かす必要がある人
キレイラインが向いている人
キレイラインは見た目の印象が気になる方におすすめの治療です。
次の人に向いています。
- 笑ったときに見える前歯部分を治療したい人
- 症状が軽い人
- 部分矯正で治療できる人
- 咬み合わせの治療が必要ない人
当院では、キレイライン・インビザラインどちらの治療も提供しています。
患者様のご希望をうかがったうえで治療方法を提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談にいらしてくださいね。
予約完了後にLINE友だち登録をすると
初回検診料が無料に!
DDデンタルクリニックグループでは、キレイライン矯正とインビザラインの初回無料検診を実施中です。
キレイライン・インビザラインの各予約完了画面で、LINE友だち登録をしていただくと、トーク画面で初回検診無料クーポンをお送りします。
初回検診のご来院時に受付でクーポンをご提示いただくと、初回検診料が無料となります。
※ 会計時にクーポンをご提示いただけなかった場合は、通常の初回検診料(インビザライン税込5,500円・キレイライン税込3,300円)が発生します。必ず受付でご提示いただきますようお願いいたします。
※ LINE友だち追加の有無に関わらず 『予約日の前日・当日のキャンセル』『無断キャンセル』は、キャンセル料(インビザライン税込5,500円・キレイライン税込3,300円)が発生します。
自分に合ったマウスピース矯正を選ぶためにクリニックでお口の状態を見てもらおう!
キレイラインもインビザラインも、目立ちにくい透明のマウスピースを装着する矯正歯科治療です。
共通するところも多いのですが、次の点はそれぞれに異なります。
check
- 治療できる範囲
- 治療費の目安
- 使用するマウスピース
- 対象年齢
これらを総合的にみたうえで、患者様のご希望を考慮しつつ治療方法を決定していきます。
あなたはどの歯が気になりますか?
予算やゴールはどのくらいを考えていますか?
歯科医師が一緒に考えますので、ぜひお話を聞かせてくださいね。
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※本記事は2024年9月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
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