キレイライン矯正で噛み合わせが悪くなった?考えられる原因や対処方法
公開日: 最終更新日:
- 「キレイライン矯正で噛み合わせが悪くなることってあるの?」
- 「噛み合わせが悪くなった時は対応してもらえるのかな?」
「矯正をしたら噛み合わせが悪くなった」というSNSなどの口コミを見て、キレイライン矯正では、実際のところ噛み合わせのトラブルがあるのかどうか気になりますよね。
結論から言うと、歯列矯正をすると、どんな矯正方法でも噛み合わせの不具合が起こる可能性があります。
噛み合わせ悪化の原因は、キレイライン矯正のようなマウスピースを使った治療法特有のものもありますが、その原因のほとんどがワイヤー矯正でも起こるもの。
キレイライン矯正は前歯を対象に整える矯正歯科治療で、目立つ部分を整えることを主目的とはしていますが、そのために噛み合わせを代償とするようなデザインはしていません。
どのマウスピース矯正ブランドでも、「矯正治療をすることで噛み合わせの悪化が起こった」とならないよう噛み合わせにも考慮した治療を行っています。
しかし、矯正治療を行う上で、噛み合わせ悪化のリスクはゼロではありません。
今回は、噛み合わせ悪化のリスクや、噛み合わせに関するキレイライン矯正の対応などについて解説していきます。
まずは噛み合わせ悪化のリスクについて次の項目で詳しく紹介していきます。
キレイライン矯正で噛み合わせが悪くなる3つの原因
歯列矯正中に噛み合わせが悪化することは、ワイヤー矯正、マウスピース矯正などどんな治療を選択しても起こりうるトラブルです。
キレイライン公式サイトでは噛み合わせの悪化の原因は、下記の3つだとしています。
次でひとつひとつ詳しく解説します。
①歯の移動途中で部分的に歯が強く当たるため
治療中に目的の位置まで歯を移動させている段階で、ほかの歯と強く当たってしまう箇所ができると、深く噛めなくなることがあります。
しっかりと噛みしめられないため、「噛み合わせが悪くなった」と感じる場合があります。
これはキレイライン矯正に限らず、ほかのマウスピース矯正ブランドや、ワイヤー矯正などのすべての矯正治療で起こる可能性がある一時的な噛み合わせの悪化です。
食事の際などに違和感があるかもしれませんが、治療が進めば解消される症状です。
②マウスピース分の厚みにより奥歯の噛み合わせが沈み込みやすいため
キレイライン矯正のようなマウスピースを使った矯正方法では、マウスピースが歯全体を覆うため、噛み合わせた時にマウスピースの厚み分、通常よりも奥歯が歯茎方向へ沈み込む可能性があります。
噛む力によって、歯茎方向へ歯が押し込まれることを「圧下(あっか)」といい、圧下が起こると、マウスピースを外した時に上下の奥歯の間にわずかな隙間ができてしまい、奥歯よりも前方の歯が先に噛み合ってしまうなどの違和感を覚えることがあります。
この現象は、キレイライン矯正を含む、マウスピースを使う矯正方法で起こる可能性があるものです。
特に歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、歯に強い力がかかりやすいうえに、マウスピースのような弾力性のあるものが歯と歯の間にあることで、より強い力を加えやすいため、圧下が起こりやすいといわれています。
③歯が動くスピードの差などによって咬合バランスが崩れることがあるため
ワイヤー矯正、マウスピース矯正の種類を問わず、矯正治療では、歯科医師の診断のもと必要があれば「拡大床」(かくだいしょう)と呼ばれる装置を用いる場合があります。
拡大床は、歯の並ぶスペースを作るために、歯のアーチの幅を平均値まで広げる効果が期待できますが、この拡大床を使った治療を行う場合に、噛み合わせに不具合を感じることがあります。
キレイライン矯正では「拡大床」の使用によって歯が外側に倒れるように広がることを防ぐために、マウスピースと併用して治療を進めます。
しかし、歯の動きには個人差があるため、治療の途中で上下の噛み合わせのバランスが悪くなってしまうことがあります。
キレイライン矯正は前歯を並べることに特化した治療方法ではありますが、このような症状が見られた時は、通常の治療に加え奥歯の噛み合わせを整える治療も行います。
※拡大床はキレイライン矯正の一環ではなく、患者様のご要望や症状により歯科医師の判断のもと行われる「クリニックによる追加治療」です。詳細は、初回検診時に直接ご確認ください。
キレイラインで噛み合わせトラブルがあった場合の対処方法
キレイライン矯正中に噛み合わせに関して違和感や異変を感じた場合は、すぐに通院中の提携クリニックへ相談するようにしてください。
原因に合わせて、以下のような対応をしています。
また、キレイライン矯正では噛み合わせトラブルだけでなく、TwitterなどのSNSに投稿されたキレイラインに関わる不安や疑問などのコメントに返信・回答などの対応もしています。
「治療を行う前にちょっと知りたいことがある」
「ほかの人はどんなことを疑問に思ってるんだろう」
と感じた時にSNSを使って相談したり、ほかの人の投稿を読んでみたりするのもおすすめです。
DDデンタルクリニックにも公式Twitterがあるので、治療に関する不安や疑問があれば気軽に質問してみてくださいね。
①一時的な噛み合わせトラブルは相談のうえ様子を見る
治療過程による噛み合わせのトラブルは、どの矯正方法でも起こる可能性のあるものです。
治療が進めば、解消していくものなので歯科医師と相談のうえ、様子を見ながら矯正治療を継続します。
なおキレイライン矯正では、噛み合わせに何らかのトラブルがある状態で歯を動かす治療を終了し、保定治療期間へと移行することはおすすめしていません。
歯並びの状態によっては、リテーナーの製作を受け付けない場合もあります。
噛み合わせが悪くなったからといって、勝手にマウスピースの装着を中断してしまうなどの対応は避け、まずは歯科医師に相談するようにしましょう。
②マウスピースの奥歯の噛み合わせ面を削ってもらう
マウスピースの厚みによって奥歯が沈み込む症状は、キレイライン矯正のようなマウスピースを使用する矯正方法にのみ起こる特有のトラブルです。
ワイヤー矯正で起こることはありません。
このような症状が確認された時は、歯科医師の診断のうえ、マウスピースを削って厚みを薄くしたり、奥歯の一部を一時的に切り落として調整したりすることがあります。
③咬合バランスを整える治療計画の立て直し
拡大床を使用したことで、咬合バランスが崩れてしまったと診断された場合、前歯を並べる通常の治療に加えて、奥歯の噛み合わせを整える治療を行います。
噛み合わせを整えるための治療計画をしっかりと立て、患者様に提案します。
キレイライン矯正は前歯の治療に特化した治療方法ではありますが、このように矯正治療中に噛み合わせに関するトラブルがあった場合、トラブルを無視したまま治療を進めることは決してありません。
噛み合わせ悪化への手厚いサポートがあるから、もしものときでも相談できる!
歯列矯正中に「噛み合わせが悪くなった」と感じることはキレイライン矯正に関わらず、どんな矯正方法を選択しても起こる可能性のあるものです。
キレイライン矯正は前歯に特化した治療方法ではありますが、噛み合わせが悪化した時など、もしもの時は相談すればしっかりと対応してもらえます。
今回の記事で噛み合わせ悪化の原因を理解し、不安や疑問を解消できたら、ぜひキレイライン矯正の初回相談を受けてみてください。
キレイライン矯正は、噛み合わせにも考慮したデザインを行っていますが、前歯を対象とした部分矯正です。
前歯を整えることを主目的としているため、もともとの噛み合わせに問題がある場合や、噛み合わせ中心の矯正治療が必要だと診断された場合には、ワイヤー矯正を選択する方が患者様にとってメリットが大きいことがあります。
DDデンタルクリニックでは、キレイライン矯正の初回検診を無料(※)で行っています。
◆ お住まい地域のDDデンタルクリニックは、こちらからご確認ください!
※ 予約完了画面でLINE友だち登録をしていただくと、トーク画面で初回検診無料クーポンをお送りします。
※ 初回検診のご来院時に受付でクーポンをご提示いただくと、初回検診料が無料となります。
※ 会計時にクーポンをご提示いただけなかった場合は、通常の初回検診料3,300円(税込)が発生します。必ず受付でご提示いただきますようお願いいたします。
※ LINE友だち追加の有無に関わらず 『予約日の前日・当日のキャンセル』『無断キャンセル』は、キャンセル料3,300円(税込)が発生します。
キレイライン矯正では難しい症例の患者様には、初回検診の後に、ワイヤー矯正や全顎矯正のインビザラインでの治療をおすすめする場合もあります。
患者様にとって適した治療方法を提案するので、まずは初回検診を受けて自分に合った具体的な矯正方法を知ることから始めてくださいね。
※本記事は2024年9月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。