キレイライン矯正は痛い?もし痛みが出たらどうする?原因・対処法をチェック!
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目次
「矯正歯科治療は痛い」というイメージはありませんか?
体験した方の話をネットで調べてみると、「痛い」という話もチラホラ……。
キレイラインで歯並びをキレイにしたくても、「痛い」と聞くと治療するのを迷ってしまいますよね。
そこで今回は、キレイライン矯正をした場合に、
- どのくらい痛いのか
- どんなときに痛みを感じやすいのか
- 痛みがあったらどうすればいいのか
について解説していきます。
また、なぜキレイライン矯正が痛みを抑えた治療が可能なのか、マウスピースのしくみも紹介。
この記事を読めば、きっと矯正歯科治療中の痛みを理解できるようになりますよ。
※痛みには個人差があります。
キレイライン矯正(マウスピース矯正)はワイヤー矯正に比べると痛みを感じにくい!
「矯正歯科治療は痛い」というイメージを持つ方は少なくないと思いますが、キレイライン矯正はワイヤー矯正より痛みを感じにくいマウスピース矯正です。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正には、こんな違いがあります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯に「ブラケット」という小さな金具を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に力をかけていく治療。
マウスピース矯正
マウスピース矯正はデジタル技術を活用して精密に作られたマウスピースを装着し、無理のない範囲で歯に力をかけていく治療。
マウスピース矯正のブランドのひとつであるキレイライン矯正は、ワイヤー矯正に比べると痛みを感じにくい治療が可能。
歯を動かす以上、まったく痛くないわけではありませんが、痛みが心配な方にもおすすめできるのです。
※痛みには個人差があります。
ワイヤー矯正が痛みを感じやすい理由って?
理由は主に2つ挙げられます。
- 装置に凸凹があるため、唇や歯茎、頬の内側、舌などを傷つけやすい
- 動かしたい歯のみに適切な力をかけることが難しい
ワイヤー矯正は大きく歯を動かすことができるというメリットがある一方で、矯正装置の形状から口腔内を傷つけやいのです。
また、歯の表面に通したワイヤーが元に戻ろうとする力を利用して歯を動かすため、意図しない歯にも力が加わって痛みを引きおこすことがあります。
キレイライン矯正中に痛みを感じる原因は?対処法も紹介!
キレイライン矯正はワイヤー矯正より痛みを抑えやすい治療ですが、まったく痛みがないわけではありません。
個人差はありますが、マウスピース矯正では次の3つのような理由で痛みを感じる方もいます。
それぞれ、どのような痛みなのか、原因と対処法について紹介していきます。
①初回のマウスピースを装着してはじめて歯が動くとき
マウスピース矯正のマウスピースは、歯型を採取して精密に作られていますが、現在の歯列とまったく同じマウスピースを作るわけではありません。
少し歯が動いた未来の歯並びを想定して作り、そのズレを利用して歯に力をかけていきます。
初回のマウスピースを装着し始めたときはそのズレが大きく、締め付けられるような痛みを感じることがあります。
マウスピースによる歯の移動が初めてで痛みに慣れていないということもあり、違和感を覚えやすいです。
痛みがあるときの対処法
このような痛みは2日ほどで気にならなくなることがほとんどです。
もし痛みが気になる場合は、鎮痛剤を服用しながら様子をみてもよいでしょう。
2日程度経っても強い痛みが軽減されない場合は、提携クリニックへ相談してください。
②新しいマウスピースへ交換するとき
マウスピース矯正では、想定した位置まで少し歯が動いたら次のマウスピースに移行します。
そのマウスピースで少し歯が動いたらまた新たなマウスピースに移行し、治療が終了するまでこれを繰り返していきます。
痛みを感じやすいのは、新しいマウスピースに交換した最初の2日ほど。
新たな位置に向かって歯が動き始めるため、痛みを感じる可能性があるのです。
痛みがあるときの対処法
必要に応じて、鎮痛剤を服用しながら様子を見ましょう。
それでも強い痛みを感じる場合は、前回のマウスピースで想定していた箇所まで歯が動いていなかった可能性があります。
計画したところまで歯が動いていない状態で次のマウスピースへ移行すると、痛みを感じることがあるのです。
治療計画通りに治療が進んでいない可能性があるため、通院中の提携クリニックへ相談してください。
③舌や歯茎にマウスピースが当たるとき
マウスピースは精密に作られていますが、まれに歯茎や舌にあたってしまうことがあります。
これが続くと、口腔内が傷ついたり、口内炎ができたりして、痛みを生じさせることがあります。
痛みがあるときの対処法
マウスピースが舌や歯茎にあたって痛みを生じてしまう場合は、通院中のクリニックでマウスピースを調整できるかもしれません。
まずは提携医院へ連絡してみましょう。
すぐに予約がとれない場合や通院が難しい場合は、口腔内にあたっているマウスピース部分のみをハサミでカットしたり、紙ヤスリや爪ヤスリなどで削ったりすることで応急処置ができます。
ただし、いったん切ったり削ったりした部分はもとに戻せないため、切りすぎ・削りすぎには十分注意しましょう。
心配な場合は、自分で対処する前に通院中のクリニックに相談してください。
併用する「拡大床」が痛いときも提携歯科医院に連絡を!
拡大床とは、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りないときに使う顎の拡大装置です。
歯列の内側に装着し、徐々に歯列を頬側に拡大してスペースを作ることを目的とします。
キレイライン矯正の治療と併用することもありますが、まれに舌や歯茎にあたって痛みの原因となることがあります。
もし拡大床が原因で痛みを引き起こしているときには、通院中の提携クリニックに連絡してください。
※拡大床はキレイライン矯正による矯正歯科治療の一環ではなく、患者様のご要望や症状により歯科医師の判断のもと行われるクリニックによる追加治療です。
※拡大床の形状は患者様により異なる場合があります。
マウスピースを久しぶりに装着した痛み
キレイライン矯正のマウスピースは、1日20時間以上の装着が必要です。
また、外している時間は、1回につき1時間以内が理想とされています。
しかし、会食などで長時間マウスピースを外してしまったり、歯みがきをした後にマスウピースを装着するのを忘れたまま眠ってしまったり、違和感があるからと長時間外していたりすると、せっかく動き始めた歯がもとに戻ってしまうことがあります。
すると、久しぶりにマウスピースを装着したときに歯に強い力がかかってしまうので、痛みが生じる可能性があるのです。
痛みがあるときの対処法
我慢できないほどの強い痛みを感じる場合は、いったんマウスピースの使用を中止したうえで、通院中の提携クリニックに相談してください。
もし長期間通院できない場合は、最後に装着したハードのマウスピースを1日20時間以上装着して、歯の後戻りを防ぐことが推奨されています。
痛みに考慮したキレイラインのマウスピースの特徴
キレイライン矯正のマウスピースは、なるべく痛みを感じにくいようにさまざまな工夫を凝らしています。
なぜワイヤー矯正と比べて痛みを抑えることができるのでしょうか?
キレイライン矯正が痛みを感じにくい理由を紹介します。
※痛みには個人差があります。
マウスピースごとに歯に適切な力がかかるように調整している
キレイライン矯正のマウスピースは、歯の種類ごとに適切な力がかかるように調整されています。
その調整単位は、距離0.05ミリ単位、角度0.5度単位という細密さ。
動かしたい歯だけに徐々に力をかけて動かすことができるため、必要以上の痛みを感じにくいのです。
また、マウスピースの素材にも痛みを抑えられる秘密があります。
キレイラインのマウスピースは、メジャーな9社の他のマウスピース素材と比べてより弾力性に優れたものを使用。
※メーカー調べ
歯に無理な力がかかりにくいため、着け始めの痛みを抑えやすいのです。
取り外し可能で口内を傷つけにくい!食事中もいつも通りでOK
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを取り付け、そこにワイヤーを通します。
この矯正装置が頬や舌、唇の内側などにあたると、傷ついたり痛みを生じたりすることがあります。
装置は取り外しができないため、特に食事中に頬の内側や歯ぐきなどにあたって痛みを感じることも。
一方、キレイライン矯正の矯正装置は取り外しが可能なマウスピースです。
食事中はマウスピースを外すので、装置による痛みを感じる心配がありません。
また、マウスピースの表面にはワイヤー矯正の装置のような凹凸はないため、口腔内が傷つきにくく痛みを生じにくいのです。
※キレイライン矯正のマウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。
痛みの不安を解消したら早速キレイライン矯正の初回検診を受けてみよう!
キレイライン矯正は、痛みを抑えるためにさまざまな工夫を凝らしているため、ワイヤー矯正より痛みを感じにくい矯正歯科治療といえます。
まったく痛みがないわけではありませんが、痛みを感じる可能性があるのは、主に次の4つのタイミング。
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- 初めてマウスピースを装着したとき
- ステージが進んで新しいマウスピースに交換したとき
- マウスピースが舌や歯ぐきにあたるとき
- 長時間マウスピースを外した後
それぞれに痛みを生じてしまう理由と対処法があるので、正しく理解しておけば、痛みが出てもあせらずにすみますよね。
また、痛みが出やすい時期を把握しておけば、積極的に予定を入れないようにすることもできますよ。
「キレイラインって痛いの?」
と不安だった方も、一歩を踏み出して初回検診を受けてみませんか?
※本記事は2024年10月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。