矯正歯科の費用や相場の値段はどれくらい?保険や控除・支払い方法を解説<医師監修>
公開日:


目次
矯正歯科の歯列矯正の値段って高いと思いませんか?
「費用はいくらぐらいかかるの?」「どんなことにお金がかかるの?」と予算が心配でドキドキしている方も多いかもしれません。
この記事では、そんなあなたのために、歯列矯正の費用の目安と内訳をわかりやすく解説します。
矯正歯科を選ぶときに見ておきたい比較ポイントや支払方法も紹介するので、費用のお悩みをまるごと解決しましょう!
大人の矯正歯科の治療費用はいくら?平均相場は?

矯正歯科では、大人(永久歯)の治療と子供(乳歯)の治療がありますが、ここでは大人の歯列矯正の費用の相場や保険について解説します。
治療の範囲と種類別│矯正歯科の費用相場一覧
_20240829.jpg)
歯列矯正の費用は、矯正歯科ごとに自由に設定できます。
クリニックによっても値段は異なりますが、治療する範囲が「全顎矯正(歯列全体)」か「部分矯正(前歯のみ)」かによっても異なるので、費用を調べる時は、どちらの治療範囲の料金かを確認することが大切です。
ここでは、代表的な矯正装置それぞれの「全顎矯正」と「部分矯正」の費用の相場を紹介します。
\ 矯正歯科の費用相場 /
全顎矯正 | 部分矯正 | |
---|---|---|
表側矯正 | 50万~90万円程度 | 15万~60万円程度※治療本数による |
裏側矯正 | 90万~140万円程度 | 30万~70万円程度※治療本数による |
マウスピース矯正 | 40万~100万円程度 | 20万~45万円程度 |
矯正歯科の治療は保険適用?医療費控除の対象?

矯正歯科で行っている歯列矯正などの治療は、ほとんどが健康保険適用外です。
なぜなら、歯列矯正は多くが「歯並びの見た目をキレイにすることを目的とした治療」だからです。
健康保険が適用されるのは、疾病の治療に対する治療費なので、審美的な治療は健康保険の対象外となってしまうのです。
例外として、生まれつき口腔機能になんらかの異常があったり、顎の骨がズレていたりする場合は、健康保険が適用されるケースもあります。
また、確定申告で医療費の一部が返ってくる医療費控除は、健康保険が適用されない治療の費用も対象となることがあります。
医療費控除の対象となる可能性があるのは、食事や発音において支障が出るために歯列矯正をする場合や、子供の口腔機能の正しい発達のために必要と診断された場合などのごく一部。
審美目的の治療は医療費控除の対象外となるようです。
矯正歯科の費用は安い方がいい?
健康保険が適用されない矯正歯科の費用は、高額になりがちです。
ネットなどで調べて「そんなにかかるの!?」と思った方も多いかもしれません。
しかし、歯列矯正の費用は安ければいい、というわけではありません。
歯列矯正の値段は、「全顎矯正」か「部分矯正」かで異なりますし、使う矯正装置によっても値段に幅があります。
矯正方法を選ぶときは、安い値段だけにとらわれず、自分の症状に合った治療を受けることが大切です。
クリニックを選ぶときは、複数でカウンセリングを受けてみて、診断結果や提案された治療方法なども含めて検討してみましょう。
◆ ブラーバ矯正の費用やしくみについて、くわしく解説した記事もあります。治療方法を検討中の方は、こちらもぜひチェックしてみてください。
高額な歯科矯正費用は支払い方法もしっかり考えたい

歯列矯正の費用は、支払い方法によっても変動します。
たとえば、費用を一括で払う場合と分割で払う場合とでは、トータルの負担額は異なります。
また、あらかじめ治療費の総額を決めておく「トータルフィー制」を採用しているクリニックもあります。
それぞれについて、くわしく見てみましょう。
デンタルローンの利用で負担の少ない月々分割払いも
歯列矯正の費用は、数十万円程度かかることも珍しくありません。
このような高額な治療費を、現金で一括払いする方は実はそれほど多くないことをご存じでしょうか。
多く利用されているのは、無理なく分割で払えるデンタルローンです。
デンタルローンは歯科治療のためのローンで、一般的なローンより金利が低く設定されているのが大きな魅力なんですよ。
月々無理なく払える額で契約しておけば、費用の心配も軽くなりますね。
DDデンタルクリニックグループでは、全クリニックでデンタルローンに対応しています。
費用が心配な方は、お気軽にご相談ください。
トータルフィー制のメリット・デメリット
トータルフィー制とは、治療費の総額を最初に決めておく制度のことです。
治療前に治療費の総額がわかり、治療期間が延びても追加費用が発生しないなどのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
トータルフィー制のデメリット
- 最初に全額を一括で払う必要がある
- 予定より早く治療が終わっても返金されない
- 治療開始後に解約しても返金されないケースが多い
- 最終的に割高になってしまう可能性がある
- クリニックによっては総額に含まれない項目があることも
DDデンタルクリニックグループでは、トータルフィー制ではなく、実際にかかった費用のみを請求する方法をとっています。
料金について不明な点があれば、遠慮なくご相談ください。
矯正歯科の治療で必要になる料金の内訳



歯列矯正の費用は、次の3つから構成されます。
それぞれの費用の内訳をくわしく解説します。
歯の矯正開始前にかかる費用

矯正歯科治療が始まる前は、クリニックで「カウンセリング」と「精密検査」を受けるのが一般的です。
カウンセリングでは、どの歯がお悩みなのか、どのような歯並びになりたいのか、といったことを相談します。
精密検査では、レントゲンや3Dスキャナーなどを使用して、口腔内や骨格、歯根などの様子を歯科医師が観察します。
これらの料金は矯正歯科によって自由に設定できますが、編集部で調査した限りでは、次が目安となります。
歯列矯正開始前にかかる費用の目安
- カウンセリング料の目安:0円~6,600円程度
- 精密検査・診断料の目安:0円〜165,000円程度
DDデンタルクリニックグループでは、初回のカウンセリングと精密検査を無料で行っています。
無理に契約をおすすめすることはありませんので、「まずは話を聞いてみたい」という方もお気軽にお越しください。
※予約完了画面でLINE友だち登録をしていただき、初回検診のご来院時に受付でクーポンをご提示いただくと、初回検診料が無料となります。会計時にクーポンをご提示いただけなかった場合は、通常の初回検診料が発生します。
歯の矯正中にかかる費用

矯正中にかかる費用は、主に矯正装置の費用です。
歯列矯正の値段というと、矯正装置の値段のことをさすことが多いのですが、矯正中はほかにもかかる費用があります。
歯列矯正中にかかる費用の目安
- 矯正治療費用の目安:15万〜140万円程度
- 調整料・処置料(通院1回ごと)の目安:0円〜13,200円程度
「調整料・処置料」とは、いわゆる再診料のことです。矯正中は、定期的に通院して歯の動き方や口腔内の状態をチェックし、計画通りに治療が進んでいるかを確認します。
また、矯正装置のみで治療が難しいと判断された場合は、このほかに追加治療費が発生する可能性もあります。
歯の矯正後にかかる費用

理想の位置まで歯が動いたら、矯正装置を外して動的治療(歯を動かす治療)は終了します。
しかし、それで治療が完了するわけではありません。
歯列矯正で動いたばかりの歯は、まだ不安定な状態で、放置するとまた元に戻ってしまう「後戻り」が起こりやすいのです。
そのため、どのような矯正装置を使った場合でも、動的治療が終了すると、歯並びを固定するための装置「リテーナー(保定装置)」を装着します。
リテーナーにはさまざまな種類があり、値段もそれぞれに異なります。
また、リテーナーを装着している期間は、定期的に通院して後戻りの有無などを確認してもらう必要があります。
歯列矯正後にかかる費用
- リテーナー代金の目安:0円〜99,000円程度
- 保定観察料(通院1回ごと)の目安:0円〜5,500円程度
矯正歯科選びの重要ポイント!費用以外も比較しよう

矯正歯科を選ぶときはつい値段を重視しがちですが、うっかり大切なチェックポイントを見落としてしまっては失敗のもとです。
納得できる治療を受け、満足できる歯並びを手に入れるためには、費用のほかにも次の点もチェックしましょう。
失敗しないためのチェックリスト
- 費用が明確か?
歯列矯正の費用は、治療内容によっても変動します。何にいくらかかるのか、料金表などを明示してあるところだと安心でしょう。 - 無料カウンセリングの有無
初回のカウンセリングや精密検査の値段は、無料のところから10万円を超えるところまでさまざまです。無料でカウンセリングを行っているところがあれば、納得できるまで比較検討しやすくなります。 - 分割払い・デンタルローン対応の可否
歯列矯正は高額な費用が必要となるので、分割払いやデンタルローンが利用できると、お財布の負担を抑えやすくなります。 - 口コミ・評判が良いか
実際にそのクリニックで治療した方の口コミは大切な情報源です。スタッフの対応や設備、説明の仕方など、しっかりとチェックしておきましょう。 - 矯正専門の歯科医院か?
歯科クリニックには、「矯正歯科」と「一般歯科」があります。一般歯科は主に歯周病や虫歯などの疾患の治療を行うところで、矯正歯科は主に歯列矯正を専門とするところです。矯正歯科であれば、歯列矯正の経験が豊富であることが期待できるため、相談もしやすいでしょう。
歯列矯正に関する疑問【よくある質問集】

最後に、歯列矯正に関して疑問に思うことが多い質問を集めてみました。
さっそく見てみましょう!
矯正歯科を途中で変えると費用はどうなる?
歯列矯正を始めた後に引っ越しなどでクリニックを変える場合、一般的には引継ぎはできません。
最初から治療をやり直すことになります。
しかし、DDデンタルクリニックグループは日本各地にクリニックを展開しているため、当グループのクリニック間であれば、治療経過などのデータをスムーズに引き継ぎできます。
そのため、新たに精密検査をやり直す必要もなく、追加の費用も発生しません。
日本各地のDDデンタルクリニックはこちらから確認できます。
ひどい出っ歯でも矯正歯科の治療で治せますか?
症状が重い出っ歯でも、歯列矯正で治療できる可能性があります。
ただし、出っ歯の原因が骨格にある場合など、歯列矯正による改善が難しいケースもあります。
くわしくはレントゲンなどの検査をしたうえで歯科医師が判断しますので、まずはお気軽にご相談ください。
◆ 出っ歯の治療方法をくわしく解説した記事もあります。出っ歯でお悩みの方はぜひ読んでみてください。
矯正歯科治療の料金を安く抑える方法は?
費用を抑えたい場合は、無料でカウンセリングや精密検査を行っているクリニックを複数受診し、比較検討するのがおすすめです。
初回のカウンセリングや検査の費用は、クリニックによって料金の開きが大きく、無料のところもあれば、10万円を超えるところも珍しくありません。
複数受診すると数十万円かかってしまう可能性もあるため、無料のクリニックを優先的に選ぶとお財布の負担を節約できます。
DDデンタルクリニックでは、初回のカウンセリングと精密検査を無料で行っています。
「まずは自分の歯の状態を知りたい」「どのぐらい費用が必要なのか聞いてみたい」という方は、お気軽にいらしてくださいね。
中学生や高校生は大人と同じ費用がかかりますか?
中学生や高校生の方でも、永久歯への生え変わりが完了していれば、大人と同じ歯列矯正が可能と考えられます。
その場合、費用も大人と同じ料金が適用されます。
カウンセリングが無料の矯正歯科クリニックで費用を確認しよう!

矯正歯科の費用は健康保険が適用されないため、高額になりがちです。
「いくらぐらいかかるのか心配」「ものすごく高かったらどうしよう」と悩んでいる方も多いかもしれませんが、歯列矯正の費用は歯並び状態や治療方法によってさまざまです。
まずは矯正歯科でカウンセリングと精密検査を受けてみて、費用や治療期間の見込みを聞くことから始めてみませんか?
DDデンタルクリニックの初回のカウンセリングと精密検査は無料で行っています。
無理に契約をおすすめすることはありませんので、話を聞くだけでも大丈夫ですよ。
DDデンタルクリニックの矯正メニュー
治療の特徴 | 料金(税込) | |
---|---|---|
ワイヤー矯正(表側) | 歯並びとEラインの治療が同時にできる | 657,800円 |
ブラーバ矯正 | アメリカから上陸した新しい裏側矯正 | 767,800円 |
インビザライン | 歯列全体のガタガタにも対応できる全顎矯正のマウスピース矯正 | コンプリヘンシブパッケージ688,000円 |
キレイライン矯正 | 気になる前歯を中心に治療できる部分矯正のマウスピース矯正 | 5回コース198,000円 |
※本記事は2025年4月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。