ブラーバ矯正(Brava)の10のメリット・デメリットを取扱クリニックが解説

ブラーバ矯正とは?メリットデメリットを治療提供医院が紹介します
ブラーバ(Brava)
アメリカ生まれの裏側矯正ブラーバ(Brava)

ブラーバ矯正は矯正先進国であるアメリカのBrius社で開され、2023年11月に日本で初めて提供が開始された矯正方法です。
この記事では、ブラーバ矯正とはどのような矯正なのかをはじめ、ブラーバ矯正のメリット・デメリットについて実際に日本で初めて治療を提供しているDDデンタルクリニックが詳しく解説していきます。

裏側矯正ブラーバ(Brava)とは?

まずは裏側矯正「ブラーバ」とはどんな矯正装置なのかを確認していきましょう。

アメリカ生まれの新しい裏側矯正「ブラーバ矯正(Brava)」

2023年11月から日本国内での提供が始まったブラーバ矯正は、従来の裏側矯正とは異なり歯列全体をワイヤーで連結せず歯を一本ずつ動かすことを可能にした装置です。

出典元:Brius社(ブリウス)

ブラーバ矯正は手作業によるワイヤーの交換や調整が必要ありません。
独自技術「インディペンデント・ムーバーズ・テクノロジー」により、形状記憶合金の力を利用して1本1本の歯を独立して動かすことができます。

また「ブリウスプランナー」を用いて立てられる治療計画は、治療を始める前から治療終了後までを見据えた綿密な計画を立てることができるため、歯を無駄なく計画通りに目的の位置まで動かすことができます。

これらの技術により、従来の裏側矯正にあった「表側矯正と比べて治療期間が長くなる」「歯みがきがしにくい」「適応しない可能性がある」などの心配や不安を解決しました。

ブラーバ矯正(Brava)10のメリット

新しい裏側矯正「ブラーバ」には、他の裏側矯正にも共通するメリットに加えて、ブラーバだけにしかないメリットもあります。

【1】治療期間が最短9カ月と短い

ブラーバ矯正の目安治療期間は、9ヶ月~1年半程度です。(※1)
一方、従来の裏側矯正(全顎)にかかる治療期間の目安は1年半~3年程度(※2)

「目立たない裏側矯正がいいな」「奥歯も含む全体の歯並びをきれいにしたい」と希望している方にとって、治療期間の負担を少しでも減らせるのは、矯正先進国アメリカの技術を駆使したブラーバだからこその大きなメリットです。
※1 自社調べ(2022年8月 国内で矯正治療を行っている210クリニックおよび16ブランドを調査)
※2 治療期間には個人差があります。保定治療期間は含みません。

【2】さまざまな歯並びや難症例にも対応可能

ブラーバ矯正で治療可能な歯並び

ブラーバ矯正は、八重歯・叢生・出っ歯・過蓋咬合など幅広い症状に対応できる矯正方法です。
患者様1人1人異なるゴールまでの詳細な治療計画と、歯1本ごと必要な場所へ個別に動かすことができる独自技術によりさまざまな歯並びの悩み・症例に対応することができます。

目立たない矯正装置であるマウスピース矯正ではアプローチが難しいとされていた症状でもブラーバなら対応可能です。

※手術が必要な重症例の場合は、治療の適応外となります。

【3】独自技術により精密な治療計画が立てられる

ブラーバ矯正は「ブリウスプランナー」により、治療を開始する前に治療終了までの詳細かつ綿密なシミュレーションを立てることができます。また、「ブリウスプランナー」により立てられた治療終了までの治療計画は、オーダーメイドの装置に反映され、装置自体が歯を計画通りに動かしていくことができます。

従来の固定装置といえばワイヤー矯正が代表的で、歯科医師が治療の進み具体を都度確認しながら手作業で微調整をしていく流れでしたが、ブラーバ矯正は独自のデジタル技術を用いて精密なシミュレーションを行い、あらかじめ1人ひとりにぴったりな治療計画を作成することができるのです。
※症状や歯の動き、装置の破損などにより、一度の装着で治療が終了とならない場合もあります。

【4】歯1本ずつ個別に動かせるから歯への負担が小さい

ブラーバ矯正は、最初の段階で歯に適切な力がかかるように設計される調整が不要なため、歯にかかる力の波も少なく矯正中の歯への負担が小さく済みます。

従来のワイヤー矯正にあった、装置の調整をするたびにかかる歯への負担というデメリットを、独自技術の「インディペンデント・ムーバーズ・テクノロジー」により解決しました。

※症状や歯の動き、装置の破損などにより、一度の装着で治療が終了とならない場合もあります。

【5】隣り合う歯を連結しないからフロスもOK!お口のケアがしやすい

Bravaブラケット

ブラーバ矯正は歯を連結せず、歯1本1本に独立したアーム状の装置をつける特殊構造のため、デンタルフロスを通すことが可能です。
従来の口腔内に固定するタイプの矯正装置は、ワイヤーで歯と歯を連結しているためフロスを通すことができませんでした。
さらに歯みがきのしづらさによる着色汚れの残り・むし歯や歯周病・口臭悪化などのリスクなどもありましたが、ブラーバ矯正ならフロスを通すことができるため、装置の取り外しをしなくてもお口の中の環境を衛生的にキープしたまま治療を進められます。

【6】歯の裏側に装着するから目立ちにくい

ブラーバは装置を歯の裏側に装着するのため、表側矯正と比べて装置が目立ちにくく周囲に気づかれにくい矯正方法です。
ほとんど装置が目立たないため、接客業の方やこれまでと変わらない日常生活を送りながら歯列矯正を進めていきたい方におすすめです。

【7】外側からの衝撃に影響を受けにくい

裏側矯正は目立ちにくいだけではなく、外側からの衝撃に影響を受けにくいため、安全性が高いというメリットもあります。
これは特にスポーツや楽器の演奏をしている方にとって、重要なポイントです。
スポーツで転倒や接触をしたとき、表側矯正では衝撃をダイレクトに受けてしまい、矯正装置が破損し、口腔内を傷つけてしまうことも。
また楽器の演奏では、主にお口や顎を使う管楽器で、口腔内の粘膜に傷がつくケースがあります。

このようなリスクから、スポーツや楽器の演奏をしている方にとっては、表側矯正よりも裏側矯正の方が安心して使えるメリットがあります。

【8】マウスピース矯正のような自己管理が必要ない

マウスピース矯正

マウスピース矯正は目立ちにくいだけでなく「取り外しできる」という点も大きな魅力ではあるものの、1日20~22時間の装着を徹底する自己管理が不可欠です。装着時間を守らないと効果が期待できず、紛失や破損のリスクから再製作費が発生する可能性もあります。

一方で固定装置であるブラーバはつけ外しの必要がないため、装着時間の管理や脱着の手間、装置のお手入れも不要。
ブラーバ矯正は見た目に配慮しながら、自己管理の負担なく治療を進めたい方に適しています。

【9】歯並びや悪影響を及ぼす舌癖の防止になる

誤った舌の位置と正しい舌の位置

ブラーバ矯正は、歯並びや口呼吸に悪影響を及ぼす「舌癖(ぜつへき)」の防止に役立ちます。

無意識に舌で前歯を押したり、舌が少し出てしまったりする舌癖は、出っ歯や受け口の原因となるだけでなく、口呼吸や発音にも悪影響を与えることがあります。

ブラーバのような裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、舌の動きに意識を向けやすく、「舌癖を改善したい」「口呼吸を治したい」と思っている方には、メリットが大きいと言えます。

【10】DDデンタルクリニックグループなら、ブラーバ開発国のアメリカよりも低価格で治せる可能性がある

DDデンタルクリニックのドクター&スタッフ

2023年から日本での提供が開始された新しい裏側矯正ブラーバ。

ブラーバの治療費はクリニックによって異なりますが、DDデンタルクリニックグループなら、698,000円(税込767,800円)と、本国アメリカよりもリーズナブルな価格にて提供中です。(※1)(※2)

※1 保険適用外の自由診療となります。
※1 上記に記載している費用以外に、5,500円(税込)の初回検診料および、来院1回につき5,500円(税込)の再診料が別途発生します。
※1 リテーナーは症状等により22,000円〜44,000円(税込)の別途費用が発生します。
※1 症状が強い場合、歯科医師の判断のもと追加治療を推奨する場合があります。治療内容により料金は異なります。詳しくは初診時にご相談ください。
※2 アメリカのブラーバ費用相場約953~110万円(クリニックにより異なる。6,500~7,500米ドルを2024年12月21日時点の1USドル約143円で計算)との比較。

DDデンタルクリニック院内画像(渋谷)

「裏側矯正は100万円以上かかりそう」とイメージしていた方にとっては、再診料など別途発生する費用を含めても踏み出しやすい金額ではないでしょうか?
さらにDDデンタルクリニックグループは、ブラーバをはじめとした歯列矯正やホワイトニングなど、歯の「きれい」に特化したクリニックであることも強み。

ブラーバを前向きに検討したい方、歯並びやお口の状態に悩みがある方は、ぜひお気軽に初回検診を受けてみてくださいね。

よりくわしくブラーバの費用や期間について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

ブラーバ矯正(Brava)矯正のデメリットや注意点

ブラーバに限らず、どの歯列矯正の治療方法にもデメリットがあります。
この項目で解説するデメリットのほとんどは、ブラーバだけではなく、歯列矯正全般に言える内容です。

【1】金属アレルギーがある場合は治療不可

ワイヤー(ループメカニクス)

金属アレルギーがある場合には、金属の装置を使う矯正歯科治療ができません。
金属アレルギーの方が受けやすい治療方法なら、マウスピース矯正がおすすめです。

DDデンタルクリニックグループではマウスピース矯正も提供しているので、「金属アレルギーだけど、何かいい方法はないかな?」と思ったらお気軽に相談してくださいね。

【2】装置の装着により違和感や痛みを感じる場合がある

ブラーバ(Brava)の矯正装置

ブラーバ矯正は舌側に装置がつくため、治療開始時に一時的な違和感や痛みを感じることがあります。これは、装置が舌や口内の粘膜に触れることで生じますが、多くの場合数週間で慣れてきます。

DDデンタルクリニックグループでは、患者様の負担を和らげるため、痛みを軽減する工夫やサポートを丁寧に行っています。

違和感や痛みはクリニックに相談!

DDデンタルクリニックグループでは、このような場合「矯正用ワックス」を装置に覆いかぶせるように塗ることで、装置の刺激による痛みをやわらげる対策を行います。

「矯正用ワックス」はクリニックで処置するほか、患者様自身で気になる部分に使用することもできます。

実際に治療をスタートして、「口内炎ができた」「装置が当たって痛い」などのトラブルが起きた場合には、通院中のクリニックに相談し、正しいケア方法を教えてもらいましょう。

【3】慣れるまで発音のしづらさなど違和感がある

ブラーバに限らず、歯列矯正の治療開始直後には違和感をおぼえることがあります。

【3-1】しゃべりにくい

装置の装着により、滑舌が悪くなったり、しゃべりにくさを感じたりすることがあります。
ブラーバを含む裏側矯正は歯の裏側に器具を装着するため、舌先に器具が触れてしまうことが原因です。
しかし一時的なものとして解消されることがほとんどです。

【3-2】食べづらい

一般的な裏側矯正では、装置に慣れるまで「食べにくさ」を感じる人もいます。
ただし、こちらも装着から数週間程度で慣れることがほとんどです。

【4】表側ワイヤー矯正に比べると費用が高い

全顎矯正では、一般的にワイヤー表側矯正が他の歯列矯正と比べて低価格。
しかしブラーバは、費用が高いとされる裏側矯正の中でも比較的リーズナブルです。

【5】症例によっては抜歯が必要なケースがある

ブラーバ矯正は幅広い症例に対応可能ですが、症例によっては抜歯が必要となるケースがあります。
これはブラーバ矯正に限らず、他の矯正方法でも同様に検討される一般的なことです。抜歯の要否は、患者様のお口の状態を詳細に分析した上で決定されるため、まずは精密検査でご相談ください。

【6】日本では症例数や対応可能な歯科クリニックが少ない

DDデンタルクリニックドクター(渋谷)

現時点で、ブラーバ矯正を導入している歯科クリニックは全国的にもまだ限られています。

ブラーバは従来の裏側矯正とは異なり、治療開始前に綿密なシミュレーションを行い、その計画通りに歯を動かす先進的な装置です。
その分、症例の見極めなどに専門的な知識と経験が求められます。

しかし、DDデンタルクリニックグループなら日本国内でブラーバ矯正をいち早く導入し多くの患者様に治療を提供してきた実績があります。

ブラーバ矯正(Brava)がおすすめな人

具体的にブラーバ矯正がおすすめな人はどんな人なのかを詳しく紹介します。

目立たない歯列矯正がしたい人

歯の裏側に装着するブラーバ矯正は、パッと見では気づかれにくい歯列矯正です。
歯の裏側が見えるほど大きな口を開けなければ、ほとんど気づかれることはないでしょう。

歯に負担をかけない方法がいい人

ブラーバ矯正は、できるだけ歯への負担を抑えながら矯正をしたいと考える方におすすめの治療法です。
歯を連結しない構造のためフロスが使いやすく、虫歯や歯周病のリスクを軽減しながら口腔ケアが可能です。
さらに、歯一本一本に穏やかな力を加える独自の技術により、矯正中の痛みだけでなく、歯根吸収などの歯への負担も少ない傾向にあります。

自己管理が苦手な人

ブラーバ矯正は基本的に、一度装着したら治療が終了するまで外すことはありません。
※症状や歯の動き、装置の破損などにより、一度の装着で治療が終了とならない場合もあります。

マウスピース矯正のように装着時間の管理や着脱の手間が不要なので、食事のたびに装置を外したり洗ったりするのを面倒に感じる人には、ブラーバ矯正がおすすめです。

忙しくて通院回数をおさえたい人

ブラーバ矯正の治療を開始したら、6~8週間に1度を目安に通院します。たとえば最短の9ヶ月で治療が終了した場合、6回程度の通院ですむ計算になります。
※治療期間、通院回数には個人差があります。保定治療期間は含みません。

ワイヤー矯正の場合だと、月に1度程度の目安で通院し、歯の動きに合わせて装置を調整してもらう必要があります。

噛み合わせを含めた歯列全体をきれいにしたい人

ブラーバ矯正は歯列全体を治療対象とした「全顎矯正」です。
歯並びの症状が軽度~中度の人だけではなく、重度の人にもおすすめできます。
「症状が重度で歯への負担や治療期間、費用がネックとなり諦めていた」という人にこそ、新たな選択肢としておすすめしたい矯正装置です。

短期間で歯並びを治したい人

「矯正は時間がかかる」というイメージを覆すのがブラーバ矯正です。
歯一本一本を独立して動かす独自技術により、従来の矯正方法と比べて治療期間を大幅に短縮できる可能性があります。

費用を抑えてた歯列矯正をしたい人

ブラーバ矯正は、目立たない裏側矯正でありながら、AIを活用した効率的な治療計画と独自技術によって、従来の矯正よりも費用を抑えられる傾向があります。

メリットが豊富な裏側矯正ブラーバ(Brava)で理想の歯並びをめざしませんか?

この記事を読んでいる方の中には、もう何年も歯並びに悩みつつ、なかなか歯列矯正に踏み出せない人もいるのではないでしょうか?どの矯正方法にも、メリットとデメリットがあります。だからこそ、歯列矯正について調べれば調べるほど、「結局どれが自分に合っているの?」と悩んでしまいますよね。

ブラーバ(Brava)の矯正装置

ブラーバは、ワイヤー矯正・マウスピース矯正のいいとこどりな装置を使った治療方法です。
また、ブラーバの費用「698,000円(税込767,800円)」は、裏側矯正のなかではリーズナブルな価格。※別途、初回検診料、再診料、リテーナー費⽤、必要に応じて追加治療の費用がかかります。

本国アメリカでは、2020年のスタートからすでに4,000件以上の累計症例数(※)を持ち、多くの歯科医院での治療が可能になっています。※)
※BRIUS社調べ(2020~2022年のアメリカでの症例数。治療中の患者を含む)

また、DDデンタルクリニックグループでは、通常3~5万円ほどかかる精密検査を含んだ初回検診料が無料です。

DDデンタルクリニックグループでは、ブラーバ矯正は勿論、インビザラインなどのマウスピース矯正や、より審美の面に特化した韓国美容外科クリニック医師監修のワイヤー矯正など色々な矯正方法についても相談頂けます。矯正をはじめようか悩まれている方は、まずはぜひ初回検診のご予約お待ちしております。

※予約完了画面でLINE友だち登録をしていただき、初回検診のご来院時に受付でクーポンをご提示いただくと、初回検診料が無料となります。会計時にクーポンをご提示いただけなかった場合は、通常の初回検診料が発生します。

※本記事は2025年6月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。

【この記事の監修歯科医師】
重永基樹 先生
【この記事の監修歯科医師】
重永基樹 先生
1999年愛知学院大学歯学部卒業。
1999年より都内矯正認定医のクリニックに勤務し、矯正とインプラントを中心に臨床に従事。
2002年都内新宿区にて開業、様々な矯正治療を取り入れマウスピース矯正も20年以上実践。
その後都内に4医院、九州に1医院を展開。
2023年より全国16医院の矯正歯科クリニックの総合監修、指導を行う。

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