インビザラインで失敗する8つのパターン!原因・対処法・成功に導く知識
目次
インビザラインについて検索していると、「失敗した」という話にたどり着くことがありませんか?
これからインビザラインを始めようと思っているのに、失敗したと聞くと不安になりますよね。
それと同時に、次のようなことが知りたくなるのではないでしょうか。
- 「失敗の原因はなに?」
- 「失敗する確率はどのぐらい?」
- 「失敗しないためにできることはある?」
そこで本記事では、具体的な失敗事例をもとに、原因と失敗しないための対策を紹介していきます。
失敗の原因がわかれば、リスクを最小限に抑えることができるかもしれません。
安心して治療に臨むためにも、まずは不安をしっかりと解消しましょう!
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インビザラインで失敗する確率ってどのくらいあるの?
「失敗した」と聞くと、多くの方が「失敗する確率ってそんなに高いの?」「自分もやったら失敗する可能性はある?」と心配になりますよね。
インビザラインは、目立ちにくい透明のマウスピースを装着する歯列矯正のブランドです。
あなたも「口元が目立ちにくい矯正ならやってみようかな」と、インビザラインに興味を持ち始めたのではないでしょうか。
インビザラインには多くの魅力がありますが、メリットとデメリットをおさらいしてみましょう。
インビザラインのメリット
- 透明のマウスピースを装着するため、口元が目立ちにくい
- 世界各国で多くの実績を積んでいる
- 治療前に歯の動きをシミュレーションで見せてもらえる
- 金属アレルギーがあっても治療が可能
- 歯に大きな負担がかかりにくい
- ワイヤー矯正のような食事制限がない
- マウスピースを外して食事と歯みがきができる(※)
- まとめてマウスピースを製作するため、ワイヤー矯正に比べて通院頻度が低い
- 適応症状が幅広い
※マウスピースは、クリニックにより1日20~22時間の装着が必要です。
ごらんのように多くのメリットがあるインビザラインは、マウスピース矯正のパイオニア的ブランド。
多くの症例データを保有しているため、さまざまな症状の歯列全体の治療にも対応しています。
ただし、いくつかのデメリットもあります。
<インビザラインのデメリット>
- 症状や骨格によっては適応とならないケースがある
- 1日20時間以上マウスピースを装着しないと効果が得にくい
- マウスピースの洗浄や保管などの自己管理が必要
歯列矯正は、持続的に歯列に力をかけることによって理想の歯並びをめざす治療です。
歯科医師から指示された装着時間を守り、マウスピースを適切に管理する必要があることもぜひ覚えておいてくださいね。
それでは、さっそくインビザラインで「失敗した」と感じてしまう8つの事例とともに、原因と対策方法を紹介していきます!
- 失敗事例1:キレイに並んだ出っ歯になった
- 失敗事例2:シミュレーション通りの歯並びにならなかった
- 失敗事例3:かみ合わせが悪化した
- 失敗事例4:歯茎が下がった・ブラックトライアングルができた
- 失敗事例5:歯に隙間ができた
- 失敗事例6:虫歯・歯周病になった
- 失敗事例7:後戻りが起きた
- 失敗事例8:予想より治療期間が長引いた
失敗事例1:キレイに並んだ出っ歯になった
- 「治療が進むにつれて徐々に歯並びがキレイになってきたと思っていたら、なんとなく前歯が出っ歯になってきているような気がする……!」
- 「鏡で横顔を見てみても、やっぱり治療前より出っ歯になってる!」
もしかして失敗したのでは!?
正面から見ると歯列がキレイに並んでいるように見えても、出っ歯になってしまったらショックですよね。
ともすれば、治療前より歯並びが悪くなっているように感じてしまうケースもあるようです。
原因
不正な歯並びをキレイに整えて並べるには、歯が正しい位置で並ぶためのスペースがあるかどうかを見きわめることが大切です。
スペースが足りないのに強引に歯を並べようとすると、ぎゅうぎゅう詰めになった歯列が前に飛び出してしまう可能性が高くなってしまうのです。
生まれつき歯が大きかったり、顎の骨が小さかったりして、歯が並ぶスペースが足りなくなると予測できる患者様の場合は、これを避けるために「抜歯」、歯の側面を削る「IPR」、奥歯の後方移動をサポートするための「顎間ゴム」などの追加治療をして、スペースを作ってから歯を動かす治療に入ることが一般的です。
しかし、追加治療が必要な症状であるのにもかかわらず、患者様に同意を得られなかったなどの理由で無理に治療を進めたり、歯科医師の知識や経験が十分でなかったりすると、このような予想外の結果をまねくことがあります。
対策方法
クリニックを選ぶときは、矯正歯科治療の経験が豊富な歯科医師がいるところを選ぶことが大切です。
インビザラインでは、年間症例数に応じて「ブロンズ」「シルバー」「ゴールドⅠ」「ゴールドⅡ」「プラチナ」「プラチナエリート」「ダイヤモンド」「ブラックダイヤモンド」「ブルーダイヤモンド」「レッドダイヤモンド」の10段階ランクを設定し、歯科医師やクリニックに付与しています。
通院しようと思っているクリニックにどのランクの歯科医師が在籍しているのかを確認しておくと参考になりますよ。
また、もし追加治療を提案されたら、なぜその治療が必要なのか、追加治療をしないとどうなるのか、といったことも納得できるまで説明してもらうとよいでしょう。
失敗事例2:シミュレーション通りの歯並びにならなかった
- 「毎日頑張ってマウスピースを装着したのに、治療が進むうちにシミュレーションで見たのと違う歯並びになっていた……!」
- 「口角に隙間があるせいで、表情が暗く見えてしまう」
- 「前歯の真ん中が上下でズレてきた……!」
こんなはずじゃなかったのに……
もしかして私の歯列矯正、失敗したの!?
インビザラインでは、治療前に治療後のイメージをシミュレーションで見ることができます。
シミュレーションのような仕上がりをめざしていたのに、思っていなかった歯並びになってしまうと「失敗したのでは?」と不安になるかもしれませんね。
原因
シミュレーションと違う歯並びになったり、どこかイメージと違うと感じてしまったりするパターンは主に3つ考えられます。
- 笑ったときに左右の口角に黒い隙間ができている
- 前歯の中心がズレている
- まだ歯列のデコボコが残っている
笑ったときに左右の口角に黒い隙間ができるのは、「バッカルコリドー」という状態です。
日本人の顔は、西洋の人と比べると横幅が広く、歯列が並ぶ顎の幅は狭いという特徴があります。
そのため、笑顔になると口角と歯の間に隙間ができて暗い印象になってしまうことがあるのです。
前歯の中心がズレてしまうのは、歯列を整える過程ではそれほど珍しいことではありません。
歯列矯正で歯が動き始めると、今まで当たらなかった歯同士が当たるようになって、一時的に下顎の位置が変わってしまうケースがあります。
歯並びのガタつきや隙間が残ってしまうのは、マウスピースの調整が上手くいっていなかったことが考えられます。
実はインビザラインは、最後の仕上げに向かって細かく調整をすることが難しいといわれています。
歯科医師の経験や技術によって左右されやすいポイントといえるでしょう。
対策方法
口角に隙間ができて暗い印象になってしまうバッカルコリドーの場合は、再矯正や歯にセラミックの被せ物をすることで目立たなくすることが可能です。
歯並びだけでなく、バッカルコリドーが気になっているという点も、しっかりと歯科医師に伝えてください。
矯正治療中に歯列の中心がずれてきた場合は、想定内の動きであるケースも少なくありません。
心配であれば歯科医師に確認するとよいでしょう。
歯並びのガタガタや隙間が残ってしまうのは、マウスピースの調整が上手くいっていなかった可能性が考えられます。
インビザラインの実績が豊富なクリニックを選んだり、ワイヤー矯正と組み合わせて治療を行ったりすることで、より細かな調整が可能となります。
失敗事例3:かみ合わせが悪化した
- 「歯並びはキレイになってきたのに、噛み合わせが悪くなってきた……!」
- 「左右で噛み合わせのバランスが違う」
- 「噛み合わせが悪くなって食事がつらい」
歯列矯正は失敗だったの!?
もともと噛み合わせに大きな問題がなかった方でも、治療を進めるうちに徐々に噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。
噛み合わせは見た目だけでなく、食事や発声にも影響するものなので、大きな不安を感じるかもしれません。
原因
噛み合わせが悪くなってしまった場合は、2つの原因が考えられます。
ひとつは、歯科医師の治療計画やマウスピースのデザインに問題があったケースです。
本来、矯正歯科治療は、歯列の整った見た目をめざすとともに、正しい噛み合わせへと導く治療です。
しかし歯科医師のインビザラインの経験や知識が少ない場合は、歯列を整えることだけが重視され、噛み合わせが悪化してしまうリスクが考えられるのです。
もうひとつは、治療の過程で一時的に噛み合わせが悪くなるケースです。
インビザラインに限りませんが、矯正中は歯が動く途中のため、治療前は問題がなかった箇所でも、噛み合わせがずれて違和感を生じることがあります。
対策方法
口腔内の状態に合ったマウスピースを製作するには、歯科医師の実績や経験・知識を重視したクリニック選びが大切です。
インビザラインでは、歯科医師や提携クリニックに年間症例数に応じた10種類のステータスランクを設定しています。
このランクは世界共通で、毎年実績評価が行われたうえで付与されているもの。
通院を検討しているクリニックがある場合は、このステータスランクもひとつの目安にするとよいでしょう。
また、治療の過程で一時的に噛み合わせが悪くなっている場合は、最終的には正しい噛み合わせに調整されます。
多少違和感があるかもしれませんが、一時的なものなので心配しなくてもいいでしょう。
不安がある場合は、通院時に歯科医師に相談してくださいね。
失敗事例4:歯茎が下がった・ブラックトライアングルができた
- 「歯の根っこ(歯根)が露出してきた」
- 「歯の根元に三角形の黒い隙間がある」
- 「歯が長くなったように見える」
歯並びはキレイになってきたのに……
これって失敗なの……!?
「ブラックトライアングル」とは、歯ぐきが下がったことによってできる三角形の隙間のことです。
歯ぐきが下がってしまうことはひんぱんに起こるわけではありませんが、歯列矯正で起こり得るリスクのひとつのため、しっかりと理解しておくことが大切です。
原因
歯ぐきが下がり、ブラックトライアングルができてしまう原因は、歯列矯正で歯が動くしくみと深くかかわっています。
歯列矯正というと、歯を力任せに押して移動させるようなイメージがあるかもしれませんが、実はそうではありません。
歯列矯正は、マウスピースなどの矯正装置で歯に力をかけていく治療です。
力をかけた側では、歯根膜(歯の根のまわりにある膜)が伸びたぶんだけ骨が作られ(再生)、歯根膜の元の厚みが維持されます。
反対(歯が動いていく方向)側では、歯根膜が縮んだぶんだけ骨が溶かされ(吸収)、歯根膜が元の厚みに戻ります。
このように骨の再生と吸収が繰り返されて歯が移動していくわけですが、この過程で無理な力がかかって骨の再生が間に合わなくなると、骨の吸収だけが進んで歯ぐきが退縮してしまいます。
その結果、本来は歯ぐきに埋まっているはずの歯根が露出して、歯が長く見えたり、根元に隙間ができてしまったりするのです。
対策方法
歯列矯正をする以上、歯ぐきが下がってしまう・ブラックトライアングルができてしまうリスクはどのような方にもあります。
隙間ができてしまった場合は、隙間を埋めたり小さくしたりする治療法があります。
しかし、まずは歯列矯正を始める前に、歯科医師からそのようなリスクの説明があることが望ましいでしょう。
クリニックを選ぶときは、丁寧にわかりやすい言葉で説明してくれるか、質問しやすい雰囲気か、という点もチェックしておきましょう。
失敗事例5:歯に隙間ができた
- 「すきっ歯ではなかったのに、歯列矯正によって歯間に隙間ができた」
- 「歯が小さくなったような気がする」
- 「抜歯した隣の歯が傾いてしまった」
こんなの想定してなかったけど……
これって失敗だよね……!?
歯列矯正では、歯を正しく並べるスペースが足りないと判断した場合に、歯の側面を薄く削ったり、抜歯をしたりしてスペースを作ることがあります。
このような追加治療を行った場合、まれに歯と歯の間に隙間ができてしまうことが考えられます。
原因
歯の側面を薄く削る「IPR」は、歯科医師がヤスリを使って手作業で行います。
その際、必要以上に削りすぎてしまうと、歯が小さく見えたり、歯に隙間ができてしまったりすることがあります。
また、抜歯を行った場合は、本来は歯が移動するにしたがって隙間も埋められていくのですが、抜歯跡の空いたスペースに隣接する歯が倒れ込んでしまうケースもあります。
特にインビザラインではマウスピースで上から力を加えるため、倒れ込んだ歯が押されてどんどん沈んでしまうという悪循環もあり得ます。
対策方法
治療を始める前に、追加治療が必要かどうかを確認しておきましょう。
追加治療を提案された場合は、どのようなリスクがあるかも含めて検討し、納得してから治療を受けることが大切です。
隙間の修復や、倒れ込んでしまった歯のリカバリーによって治療期間が延びてしまう可能性もあるので、実績豊富な歯科医師のいるクリニック選びをすることも重要です。
失敗事例6:虫歯・歯周病になった
- 「歯列矯正を始めたらむし歯になってしまった」
- 「歯周病になったために歯列矯正を一時中止することになった」
どうして歯列矯正でむし歯や歯周病になるの……?
失敗したの?
歯列矯正を始めると、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。
ワイヤー矯正は歯の表面にワイヤーを装着するため、歯みがきが難しくなりますが、マウスピース矯正にもマウスピース矯正ならではのむし歯・歯周病にかかりやすくなる理由があります。
原因
インビザラインのようなマウスピース矯正は、食事と歯みがきのときにはマウスピースを外すのが基本です。
「それならむし歯や歯周病は予防しやすいのでは?」と思うかもしれません。ところが、マウスピースの衛生管理に問題があると、むし歯や歯周病の原因になってしまうのです。
なぜなら、マウスピースは1日の大半の時間を装着したまま過ごすことになるからです。
歯列に密着したマウスピースの中では殺菌作用のある唾液が循環しにくいため、歯に細菌が繁殖しやすいのです。
対策方法
飲食の後には、しっかりと口腔ケアをし、衛生管理を徹底することが大切です。
- マウスウォッシュ
- デンタルフロス
- 液体歯磨き
これらも活用して、マウスピースと口腔内の清潔を保つようにしましょう。
ちなみに、マウスピース矯正中にむし歯や歯周病ができると、いったん歯列矯正を中断してむし歯・歯周病治療を優先させることもあります。
そのために治療期間が計画より長くなってしまうとガッカリですよね。
計画通りにキレイな歯並びをめざすためにも、歯科医師から指示されたマウスピースの装着方法や管理方法はかならず守るようにしてください。
失敗事例7:後戻りが起きた
- 「せっかくキレイな歯並びになったと思ったら、元に戻ってる……!?」
- 「治療が終わってから少しずつ歯並びが悪くなっているような気がする」
どうしよう……歯列矯正、失敗したかも……!
歯列矯正で歯を動かす治療のことを「動的治療」といいます。
マウスピースやワイヤーで歯に力をかけて少しずつ移動させていきますが、やっと動的治療が終わって理想の歯並びを手に入れても、しばらくすると歯並びが乱れたり元に戻ってしまったりすることがあります。
原因
どのような歯列矯正の方法でも、骨の再生と吸収を繰り返す動的治療が終わった直後は、歯がまだ不安定な状態です。
元に戻ろうとする力が働くため、「後戻り」が起こりやすくなります。
対策方法
後戻りを防ぐために、動的治療終了後は「リテーナー」という歯並びを固定させる保定装置を装着することが推奨されています。
リテーナーにもワイヤー型やマウスピース型などの種類があり、別途費用もかかることが多いですが、動的治療が終わったら、ぜひリテーナーを装着してキレイな歯並びをキープしてください。
失敗事例8:予想より治療期間が長引いた
- 「最初に聞いていたより治療が進まない」
- 「なかなか次のステージに移れない」
- 「あまり歯が動いている実感がない」
こんなに時間がかかるなんて……
もしかして失敗してるの……!?
「〇月頃には歯並びがキレイになっているかな」と期待していたのに、治療期間が長引くと不安になるかもしれませんね。
こうなる原因にはさまざまなものが考えられますが、患者様の心がけ次第で計画通りに治療を進められるケースもあります。
原因
まず考えられるのは、マウスピースの装着時間が十分ではなかったことです。
食後に歯磨きをしてそのままマウスピースを再装着するのを忘れてしまったり、睡眠中に違和感があるからとマウスピースを外したまま眠ったりしていると、必要な力を歯にかけることができず、治療期間が延びてしまうのです。
また、複数枚まとめて渡されるマウスピースは、歯科医師の指示通りのタイミングで交換していく必要があります。
うっかり新しいのに交換するのを忘れてしまったり、通院するのを忘れて新しいマウスピースを受け取れなかったりすると、計画通りに歯が動かない原因となってしまいます。
せっかく始めた歯列矯正で後悔しないためにも、マウスピースはかならず指示された時間を守って装着し、正しいタイミングで交換しましょう。
◆ インビザラインで後悔してしまうケースはこちらで紹介しています。あわせて読んでみてくださいね!
なお、それほど多くありませんが、なかには、そもそもインビザラインで治療することが難しい症状だった、というケースもあります。
この場合はクリニック選びによって左右されるところでしょう。
対策方法
マウスピース矯正はブランドごとに1日のマウスピース装着時間が決まっていますが、インビザラインは1日20時間以上の装着が必要とされています。
食事と歯みがきの時以外のほとんどの時間は、睡眠中も含めて、マウスピースを装着したまま過ごすことになります。
この装着時間を守らないと計画通りに治療が進まなくなってしまうので、しっかりと装着時間の管理をしましょう。
※マウスピースは、クリニックにより1日20~22時間の装着が必要です。
予定通りに通院してマウスピースを受け取ったり、歯科医師に治療の進み具合を診てもらったりすることも大切ですよ。
また、インビザラインは多くの症状に適応できますが、症状によっては、ワイヤー矯正と組み合わせたり、追加治療を行ったりする必要があるケースもあります。
症状に合った適切な治療法を提案するには、歯科医師の経験が大切なので、インビザラインの実績が豊富なクリニックを選ぶようにするとよいでしょう。
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インビザラインで失敗を防ぐには?成功率を高めるポイント
せっかく歯列矯正をするなら、できれば失敗を防ぎたいですよね。
成功率を高めるために注目したいポイントは3つあります!
1. 誰にでも起こりうる歯列矯正のリスクを知る
インビザラインに限らず、どのような歯列矯正でも多少なりとも失敗するリスクはあります。
治療を始める前に、次の注意点を理解しておきましょう。
- 症状によっては抜歯やIPRなどの追加治療が必要になる
- 歯列矯正中はいつも以上に念入りなむし歯・歯周病予防対策が必要
- 歯が動く際に多少の痛みを感じることがある
- 歯茎が下がる、ブラックトライアングルなどができることがある
- 一時的に噛み合わせが悪くなることがある
- (ワイヤー矯正の場合)ワイヤー装置にダメージを与えないよう食事制限がある
- (マウスピース矯正の場合)マウスピースの洗浄や装着時間などの自己管理が必要
インビザラインを始める前には、カウンセリングと精密検査を行います。
このとき気をつけたいのは、「どのような歯並びになりたいか」というご希望をしっかりと伝えることです。
また、費用や治療期間の見込み、追加治療の有無、リスクなどを確認することも大切なポイントです。
あとで「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、起こり得るリスクをあらかじめ理解したうえで治療を受けるようにしましょう。
さまざまな注意点があるので、「歯列矯正って大変そうだな……」と思ったかもしれませんが、歯並びをキレイにすることで期待できるメリットはたくさんありますよ!
歯列矯正をするメリット
- 自分の笑顔に自信を持てるようになる
- 噛み合わせがよくなり、胃腸の負担が軽くなる
- 歯みがきがしやすくなる
- むし歯・歯周病のリスクが減る
- 口臭予防につながる
あなたは今、自分の歯並びに満足していますか?
もしコンプレックスを抱えているなら、インビザラインで解消できるかもしれません。
DDデンタルクリニックグループでは、インビザラインの初回検診を無料で行っています。
精密検査を行ったうえで、費用や治療期間の目安などをお話しするので、お気軽にいらしてくださいね。
不安なことや疑問点などのご相談も歓迎です!
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2. 症状にあうインビザラインの種類を提案してくれるクリニックを選ぶ
インビザラインには、対象とする症状や使用できるマウスピースの枚数によって5つの種類があります。
- コンプリヘンシブ
- モデレート
- ライト
- エクスプレス
- Go
あなたの症状に合ったインビザラインのパッケージを提案してくれるクリニックを選びましょう。
「コンプリヘンシブ」は重度の症状も治療対象としたパッケージです。マウスピースの使用枚数が無制限なので、じっくりと治療できます。
「モデレート」は噛み合わせに大きな問題がない中等度の症状が対象です。マウスピースは26枚まで使用できます。
「ライト」は軽度の症状が対象ですが、噛み合わせも治療可能なパッケージです。マウスピースの上限は14枚です。
「エクスプレス」はごくわずかに気になる歯並びの治療に向いています。マウスピースは7枚が上限と、短期間で治療終了をめざせます。
「Go」は他の4つのパッケージと異なり、奥歯は治療対象となりません。比較的軽度の症状を対象としており、マウスピースは20枚が上限です。
以上のパッケージはすべて大人向けの歯列矯正ですが、このほか、子ども向けに「ファースト」もあります。
6歳~10歳前後を対象としており、顎の正しい成長を促すことで永久歯が正しく生えそろうことをめざすパッケージです。お子さまの歯並びが気になる親御さんは、インビザラインファーストを検討してみませんか?
インビザラインの費用・期間の目安を知る
インビザラインのそれぞれのパッケージの費用と期間の目安は次の通りです。
DDデンタルクリニックグループでは、じっくりと理想の歯並びをめざせる「コンプリヘンシブ」「モデレート」「ライト」の3つのパッケージに対応しています。
歯並びでお悩みの方は、ぜひお気軽に無料の初回検診にいらしてください。
歯科医師が診察と精密検査の結果を見たうえで、あなたに合った治療計画を提案します。
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3. ライフスタイルによる懸念点は事前に相談する
インビザラインは、マウスピースを指示されたとおりに装着し、適切な洗浄などの管理が必要な歯列矯正です。
また、最初は1ヶ月に1回、慣れてきたら2ヶ月に1回のペースで通院することになるため、
- 「そんなに長くマウスピースを装着していられるかな?」
- 「マウスピースの洗浄って難しくない?」
- 「仕事が不規則だから、定期的に通院するのが大変かも」
といった懸念がある方もいるかもしれません。
とくにインビザラインのようなマウスピース矯正では、マウスピースの装着時間が成功・失敗を左右するといっても過言ではありません。
装着時間はブランドごとに設定されていますが、インビザラインは1日に20時間以上マウスピースを装着することが必要とされています。
計画通りに治療を進めるためにも、かならず装着時間を守ってください。
※マウスピースは、クリニックにより1日20~22時間の装着が必要です。
また、インビザラインのマウスピースは、1日のほとんどの時間を装着したまま過ごします。
食事や歯みがきのときには外しますが、雑菌の繁殖を防ぐためにも、再装着する前にはマウスピースを洗浄する必要があります。
マウスピース用の洗浄剤も市販されているので、矯正中もしっかりとむし歯・歯周病予防をしましょう!
当DDデンタルクリニックグループでは、歯並びでお悩みの患者様をスタッフ全員でサポートします!
あなたのライフスタイルに合った方法を一緒に考えるので、ぜひご相談ください。
もしインビザラインで失敗したら?対処法とアフターケア
本記事では、多くの失敗事例を紹介してきました。
「もし私も失敗してしまったら……」と不安に思った方もいるかもしれませんが、少しでも不安があったら、早めにクリニックに相談するようにしましょう。
インビザラインを始めると、1~2ヶ月に1回程度の頻度で定期的に通院します。
このとき行われるのは、口腔内のチェックや治療の進行具合の確認のほか、次のマウスピースの受け取りや、マウスピース製作のための歯型の採取などです。
もしなんらかの問題があっても、早期発見できれば早く対応することができますし、歯列矯正を始めて不安に思うことや疑問点などがあれば、この機会に相談できます。
指定された通院日は忘れずに来院してくださいね。
早めに対処できれば、それだけ早くリカバリーできますよ。
DDデンタルクリニックグループでは、治療開始前に丁寧なカウンセリングを心がけています。
初めての歯列矯正にはさまざまな疑問や不安があると思いますが、納得して治療を受けていただくために、質問は大歓迎です!
無料で初回検診を行っているので、お気軽に話を聞きにいらしてくださいね。
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インビザラインに限らず歯列矯正はリスクの正しい理解が大切
目立ちにくい透明のマウスピースで人気のインビザラインですが、ほかの歯列矯正と同じように、メリットもあればデメリットもあります。
この記事では、8つの失敗事例を、原因と対策方法も併せて紹介しました。
失敗の原因を探ってみると、その多くは、正しくマウスピースを使っていなかったり、事前の説明が十分でなかったり、歯科医師の経験不足によるものだったりします。
なぜ失敗してしまうのか、リスクを正しく理解し、自分に合ったクリニックを選びをすることで、失敗のリスクを抑えることが可能ですよ。
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※本記事は2024年9月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。