歯列矯正でブサイクになった原因は?絶対に失敗したくない人がやるべき対策とは
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歯列矯正には「やってよかった」というポジティブな意見がある一方で、「ブサイクになった」「ほうれい線が目立つようになった」「口元が引っ込みすぎて老け顔になった気がする」などのネガティブな口コミも見られます。
さまざまな情報を目にすると「一体どれが本当?」「ブサイクになるの?ならないの?どっち?」「私の場合はどうなるんだろう?」と思う方は多いかもしれませんね。
歯列矯正はそもそも多くのメリットが得られる治療です。
歯列矯正によって正しい位置に歯が並べば、食事をよく噛めるようになったり、顎が正しい位置で噛み合うようになることで顔の歪みの改善が期待できたりします。
また、前に突出した前歯が治れば、美しい横顔の基準となるEラインを整えることもできます。
それではなぜ、歯列矯正で「ブサイクになる」「老け顔になる」などということが起こってしまうのでしょうか?
今回は、ワイヤー矯正からマウスピース矯正までさまざまな矯正治療に対応している「DDデンタルクリニック」の公式ブログだからこそ言える、噂の真相や本当に正しい情報について解説していきます。
- 歯列矯正でブサイクになる原因
- 歯列矯正でブサイクになるのを防ぐ方法
- 治療後にブサイクになったと感じたときの対処法
これらの正しい知識を事前に知ることでトラブルを避け、理想のキレイを手に入れる足掛かりにしてくださいね。
歯列矯正でブサイクになる可能性があるってホント?考えられる4つのパターン
歯列矯正できれいになったと感じる方がいる一方で、「ブサイクになった」と感じる人がいるという噂は本当なのでしょうか。
歯列矯正では以下のような見た目の変化が起こる可能性があります。
なぜこのような変化が起こるのか、それぞれの原因についてくわしく解説していきます。
①表情筋の影響で面長・頬のコケなど老けた印象になった
歯列矯正中は、矯正装置による痛みや違和感などによって、食事の回数や咀嚼回数が減ったり、思いっきり笑ったり口を大きく動かしたりする機会が少なくなります。
すると、顔全体を支える筋肉である「表情筋」などの動きが抑制され、特に口周りの筋肉が衰えることで、「頬がコケた」と感じることがあるのです。
ほかにも、歯列矯正によって咬み合わせが改善されることでエラがスッキリするというメリットが、逆に「面長になった」と感じる原因になることも。
咬み合わせが悪いと咀嚼がうまくできないことから、「咬筋(こうきん)」と呼ばれる顎を動かすときに使われる頬の側面の筋肉に負担がかかります。
歯を食いしばった時に硬くなる咬筋が発達するとエラが張り、顔が大きく見えてしまいます。
しかし歯列矯正によって咬み合わせが改善され、咬筋の張り=エラの張りが解消されると、人によっては「面長になった」「頬がコケた」と感じてしまうのです。
②ほうれい線が目立つようになった
歯列矯正で抜歯をすることによって口元が引っ込んだり、口周りのハリがなくなったりすることで、ほうれい線が目立つようになることがあります。
口ゴボや凹凸のある歯列により鼻の下の皮膚が引っ張られていた状態から、抜歯などをして前歯を後方へ引っ込めると、鼻の下の皮膚が余った状態になり、ほうれい線が濃く見えるようになるのです。
もちろん症状によっては、抜歯をしてスペースを確保することで綺麗に歯を並べられる可能性が高まるケースがあるので、必ずしも抜歯が悪いというわけではありません。
また、抜歯をしたからといって必ずほうれい線が目立ちやすくなるわけでもありません。
口元の突出感がないにもかかわらず抜歯をしたために口元が引っ込み過ぎてしまうなど、多くは不要な抜歯が原因である可能性が考えられます。
抜歯によってほうれい線が目立つようになるかどうかは、歯科医師による適切な治療計画が立てられていれば心配することはほぼないでしょう。
また、前の項目と同様に矯正装置による痛みや違和感などによって、表情筋などの筋肉が衰えることでほうれい線が目立ちやすくなるというケースもあります。
③無理な非抜歯矯正の結果まるで出っ歯のように…
ガタガタの歯並びや、歯同士が重なり合っている症状では、歯をきれいに並べるためのスペースが必要になるため、抜歯をすることがあります。
先ほどとは反対に、抜歯が必要な症状なのにもかかわらず抜歯をせずに無理に歯を並べようとすると、歯列のアーチを外側に広げて並べることしかできないため、前歯が本来の位置よりも前に出てきて出っ歯のように感じる可能性が高くなります。
さらに、前歯が突出すると口を閉じるときに唇を下に引っ張るような形になり、人中(鼻と口の間の溝の部分)が伸びて面長になった印象を与えることにもつながります。
④歯茎が下がって口元の見た目が悪くなった
歯は「歯槽骨(しそうこつ)」と呼ばれる骨に支えられて生えていますが、日本人はもともと欧米人に比べて歯槽骨を含む歯の周りの骨や歯茎が薄いといわれています。
そのため歯列矯正で歯を動かせる骨の範囲が狭く、歯槽骨を覆う「歯肉(歯茎)」も痩せやすいという特徴が。
歯槽骨の吸収・再生という代謝によって行われている歯列矯正では、過度な力がかかることで骨がうまく再生されなかったり、もともと薄い歯肉に負担がかかったりすることで、歯茎が下がる=歯肉退縮(しにくたいしゅく)が起きやすいのです。
くわえて、歯周病や加齢によって歯茎が下がっている場合は、すでに歯槽骨が溶かされて薄くなっている可能性が高く、歯列矯正をすることでさらに歯茎が下がりやすくなるリスクがあります。
歯肉退縮によって、それまで歯茎に覆われていた歯の根っこ部分が露出すると、「ブラックトライアングル」という歯と歯茎の間の三角形の隙間が目立つようになり、口を開けた時に老けた印象を与えてしまうことがあります。
知っておきたい!歯列矯正でブサイクにならないためにできること
歯列矯正でブサイクになる可能性がある理由はわかったけど、自分の場合はどうなるかがわからないまま治療にチャレンジするのは不安ですよね。
せっかくお金をかけてキレイな歯並びを目指しているのに、ブサイクになったり顔が老けた印象になったりしてしまうのは避けたいところ。
歯列矯正でブサイクにならないために、実は自分で対策できることがあるんです。
無理な矯正治療はNG!自分に最適な治療法を選択する
歯科医師は、できる限りその人に合った矯正装置や治療方法などを患者様へ提案します。
矯正装置にはそれぞれ得意・不得意な歯並びがありますし、もとの歯並びによっては抜歯をした方がキレイに歯が並ぶ可能性が高いケースなどがあるからです。
しかし、どうしても抜歯をしたくないという希望や、部分矯正で短期間で治療を終わらせたい、マウスピース矯正にこだわって治療方法を選択するなど「無理な矯正治療」をすると、上の項目で述べたような見た目に悪影響がでることも少なくありません。
- 低価格
- 短期間
- 非抜歯
などにこだわりすぎず、今の自分の歯並びや理想の歯並びに合う最適な方法を選択するのが歯列矯正で後悔しないための方法の1つです。
とはいっても患者様のライフスタイルによっては「仕事上見た目が気になるからマウスピース矯正がいい」「装置の自己管理に自信がないから、ワイヤー矯正をしたい」などの希望もありますよね。
そのためクリニックを選ぶときには、複数ある矯正方法の中から最適なものを提案してくれたり、さまざまな治療計画のパターンを示してくれたりする矯正歯科クリニックを選ぶと、ご自身の要望と歯並びの状態の両方にしっかり寄り添った治療方法をみつけやすいでしょう。
顔の変化までしっかり考慮してくれる矯正歯科を選ぶ
「歯列矯正でブサイクになった」ということを防ぐためには、歯並びだけでなく治療後の見た目に関する不安や要望まで耳を傾けてくれるクリニックや、それらを考慮したうえで最適な治療方法を提示してくれる歯科医師を選ぶことがおすすめです。
歯並びだけでなく、顔の変化まで考慮された治療を受けるには、歯科医師の技術や知識、実績にくわえ、正確な診断を行うための検査設備が整ったクリニックを選ぶ必要があります。
たとえば、レントゲンなどの二次元画像だけでなく、歯科用CTやセファログラム、口腔内写真など、三次元画像で歯全体や顎、顔の骨格まで検査できるような設備があると、より詳細に分析して治療計画を立てることが可能なので、歯列矯正でブサイクになるリスクを抑えられるでしょう。
口元のキレイに特化した矯正歯科グループ「DDデンタルクリニック」では、経験豊富な歯科医師と、先進の精密検査ができる設備をご用意しています。
グループ内の全クリニックで、歯型の細部まで再現する高精度な3Dスキャナ(iTero)や歯科用CT、セファログラムなどの機器を完備。治療方法も、目立ちにくいマウスピース矯正や新しい技術を使った裏側矯正など、多数の選択肢からお選びいただけます。
美容大国・韓国の歯科医師とタッグを組んだ、顔全体のバランスを考慮したワイヤー矯正もご提案していますので、気になる方はこちらからチェックしてみてくださいね。
お口のお手入れを丁寧に行う
歯列矯正中に歯周病が進行すると歯茎が下がりやすくなり(歯肉退縮)、見た目が変わった・老けたと感じる原因になります。
なぜなら歯周病の症状が進むと、歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまい、骨を覆っている歯茎がさらに下がってしまうからです。
矯正治療中はもちろん、治療を始める前から歯のケアを丁寧に行い、口の中を健康な状態に保つ必要があります。
また、歯の表面に矯正装置がついていると、歯磨きがしにくいため磨き残しが発生しやすいです。
そのため矯正期間中は歯ブラシ以外にも、
- 先が細くなっていて細かい部分まで磨ける「タフトブラシ(ワンタフトブラシ)」
- 歯と歯茎の境目まで磨ける「歯間ブラシ」
など、セルフケアアイテムを併用するといいでしょう。
さらに通常の歯磨きなどのセルフケアだけでは、口の中に落としきれない汚れが残っていることがあります。
定期的にクリニックでクリーニングを受けることもおすすめですよ。
表情筋を鍛えるトレーニングを行う
歯列矯正中は、痛みが出たり、装置によっては食事がしにくかったりすることなどが原因で表情筋が衰えることがあります。
表情筋が衰えると、たるみやほうれい線が目立つリスクがあるので、表情筋を鍛えるトレーニングをするのがおすすめです。
あいうべ体操
なかでも「あいうべ体操」は、アイテムを使わずに簡単にできる口元のトレーニング。
やり方は、表情筋の動きを意識しながら「あ・い・う・べ」と大きく口を開けたり舌を出したりして口周りの筋肉を鍛えるだけ。
声を出して行う必要はないので、ちょっとした隙間時間に手軽にできるトレーニングです。
矯正期間中は、このようなトレーニングが表情筋の衰えの予防につながりますが、歯列矯正後に装置の痛みや違和感がなくなると、表情筋の動きの制限が解消されたり噛み応えのある食べ物を噛めるようになったりして、自然と表情筋が鍛えられるようになりますよ。
また、口元がキレイに整うと、自信がついて思いっきり笑えるようになると思いませんか?
歯列矯正のおかげで毎日の生活に自然と笑顔が増えてくれば、ますます表情筋が鍛えられます。
そんな日を迎えるためにも、顔の変化までしっかりと考慮した矯正治療をしてくれる矯正歯科クリニックを選ぶことは大切ですね。
対策したけれど…もし歯列矯正でブサイクな印象になってしまったらどうしたらいい?
「歯列矯正でブサイクにならないために対策したのに、見た目が嫌な風に変化してしまった」
「対策しても、ブサイクになってしまった時はもうあきらめるしかないの?」
と不安や疑問に思う方もいるでしょう。
長い矯正期間を経てせっかく「思いっきり笑える!」と楽しみにしていたのに納得いく結果が得られないことは、とても悲しく残念な気持ちになりますよね。
そんな時はあきらめる必要はありません。以下のように対応してみてください。
担当の矯正医にすぐに相談する
矯正治療後に理想の歯並びや見た目にならず、ブサイクになってしまったと感じるときはまず担当の歯科医師に相談してみてください。
たとえば、治療後に前歯の突出感が気になる場合には、抜歯や、歯の側面を少量削る「IPR」で歯列にスペースをつくったうえで再矯正するなど、ブサイクになったと感じる理由に応じて再治療を行うことで、お悩みが改善できる可能性があります。
「どの点に納得いっていないのか」
「どのように改善したいのか」
などを明確にし、早めに相談することをおすすめします。
セカンドオピニオンや他院への転院を検討する
治療を担当する歯科医師によって、治療計画の立て方や治療方針が違ったり、クリニックによっては設備なども異なったりします。
もしも矯正治療中に不安に思うことがあったり、仕上がりに不満を感じたりする場合は、セカンドオピニオンを受けることで、別の医療機関の歯科医師に「第2の意見」を求めることができます。
治療方針などに疑問があり、再治療してもらうのにも不安がある場合には、別の矯正歯科クリニックへ転院して治療することも1つの手です。
治療費はまた別にかかってしまいますが、クリニックによっては治療途中でも対応してくれるところもあります。
転院する際は、歯並びだけでなく、顔の変化などにも考慮しながら再治療を行ってくれる信頼できる歯科医師やクリニックを選ぶようにしてくださいね。
歯列矯正後の顔の変化が気になる方はDDデンタルクリニックにお任せください!
本来ならキレイを目指せるはずの歯列矯正でブサイクになったり、見た目が老けてしまったりしないようにするためには、「自分に合った治療方法を選択すること」「信頼できる歯科医師の治療を受けること」が大切です。
DDデンタルクリニックグループには、多くの矯正歯科治療を行ってきた経験豊富な歯科医師が在籍。
さらに、歯科用CTやセファログラムなどの精密検査機器も整っているため、お口の状態を見極めたうえで、患者様のご要望や、矯正歯科治療によるお顔の変化まで考慮した治療を行うことが可能です。
顔全体のバランスを重視した、当グループだけの矯正治療法もご用意していますよ。
「歯列矯正が原因でブサイクになるのが心配…」
という方は、DDデンタルクリニックにぜひご相談くださいね。
※本記事は2024年7月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
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