ナイトガードで顔が変わる理由|歯ぎしりや小顔の効果や注意点も
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「ナイトガードで顔が変わるのでは?」と疑問に思って検索している方も多いはず。
医学的に、ナイトガードによって骨格そのものが変化すると断定できるケースは多くはありません。
一方で、歯ぎしりや食いしばりによる筋肉の緊張が和らぐことで、「顔つきが変わった」と感じる人がいるのも事実です。
ナイトガードで顔が変わる原因として考えられること
ナイトガードで顔が変わったように感じられるのは、骨格の変化ではなく、歯ぎしりや食いしばりによる筋肉や顎への負担が軽減されることで、顔の印象が変わるためです。
歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちに行われるため力が非常に強く、顔の筋肉や顎に想像以上の負担を与えています。とくにエラ周辺の筋肉や顎関節は緊張状態が続きやすく、フェイスラインや顔のバランスに影響を及ぼします。
こうした負担が続いていた状態から解放されることで、顔が変わったと感じることがあるのです。
1. 過剰に発達した「咬筋(こうきん)」が緩むから

食いしばりや噛みしめによって過剰に発達した咬筋の緊張が和らぐと、エラの張りが目立ちにくくなったと感じることがあります。
咬筋は耳の前から頬骨の下〜エラのラインにあるため、フェイスラインがすっきりして小顔になったように見えることも。
2. 噛み合わせが整うことで 顎のポジションが安定するから
筋肉や顎関節の負担が減ることで噛み合わせのズレが整う可能性も考えられます。顎の位置が安定し、噛む力や顎周辺の筋肉の偏りが解消します。
こうした変化によって、口元や顔全体のバランスが整って見えることがあります。
ナイトガードで顔にどんな変化が起こる?

ナイトガードを使うことでエラ周辺の筋肉がリラックスし、フェイスラインが整ったように見えることがあります。
ナイトガードは整形のように顔の形を変えるツールではありませんが、医学的には過剰に働いている咬筋を休ませる効果があります。
歯ぎしりや食いしばりでは、想像以上に強い力が繰り返し加わり、咬筋が緊張・肥大しやすくなります。この状態が続くと、顔が横に広がった印象になったり、左右差が目立ったりすることがあります。
実際に、睡眠時にウェアラブル筋電計を用いた検査を行ったところ、ナイトガードの使用によって噛みしめの回数や強さが変化したという報告もあります。
骨格そのものが変わるわけではなく、筋肉がリラックスすることで、顔のむくみが取れてすっきり見えたり、ほうれい線が目立ちにくくなったと感じたりするなど、個人差がありますが顔の印象に違いが出ると考えられています。
小顔になる
歯ぎしりや食いしばりによって張っていたエラの筋肉が緩むことで、輪郭がシャープになり、小顔になったと感じることも。咬筋のコリがやわらぎ、むくみやほうれい線が軽減したように感じる人もいます。
顔の歪みが改善する
噛みしめの偏りが安定することで、顔の左右差が目立ちにくくなり、全体のバランスが整ったように見えることがあります。
その違和感は危険信号!合わないナイトガードが招く顔立ちの異変

厚みや形が合っていないナイトガードを使い続けると、歯や顎に負担がかかり、噛み合わせや顔まわりにさまざまな悪影響や異変を引き起こす可能性があります。
市販の既製品や自己判断で選んだナイトガードは、一人ひとりに合わせた厚みや咬合の調整がされていません。そのため、無理な力が加わることで違和感につながり、「このまま使っていても大丈夫?」という不安につながることがあります。
具体的にどのような異変や違和感が起こるのか、次でくわしく見ていきましょう。
噛み合わせが変わる
特定の歯に偏った力がかかり続けることで、奥歯がしっかり噛み合わなくなったり、違和感を引き起こすことがあります。
顔のバランスが歪む
左右の噛み方の偏りが継続することで顎の位置が不安定になり、顔全体のバランスが歪んだように感じられることがあります。
顎関節が痛い
顎関節に負担がかかると、だるさや痛み、口を開けた際に音が鳴るなどの異変が生じることがあります。
口ゴボになる
ナイトガードの厚さが合っていないと、装着によって唇が押し上げられて口元が突出したように感じることがあります。
人中が伸びる
口元の筋肉や軟組織のバランスが変わることで、人中が伸びた印象を受けることがあります。
口が閉じない(開咬になる)
合わないナイトガードの装着を長期間続けることによって、噛み合わせが変わってしまい、口が自然に閉じにくく感じることがあります。
ナイトガードの使用で失敗しないための注意点

ナイトガードは正しく使えば歯や顎を守る助けになりますが、効果や感じ方には個人差があり、失敗しないためには違和感を放置しないことが重要です。
効果は個人差が大きい
ナイトガードによってフェイスラインがすっきりしたなど、良い影響を感じる人もいますが、誰にでも同じ変化が起こるわけではありません。
また、ナイトガードは歯ぎしりや食いしばりの原因そのものを治すものではなく、歯や顎への負担を軽減するための対症療法。過度な効果を期待しすぎないことも大切です。
異常を感じたら使用を中止する
使用中に噛み合わせの違和感や顎の痛みなどを感じた場合は、無理に装着を続けずに使用を中止しましょう。
歯科医院で定期的なチェックをしてもらう
歯科医院で定期的にチェックや調整を受けることで、ナイトガードがご自身に合っているかどうかを確認でき、異変を事前に防いで安心して使用を続けられます。
ナイトガードの使用に関する疑問(FAQ)
ここでは、ナイトガードについてよくある疑問にお答えしていきます。
ナイトガードのデメリットは何ですか?
ナイトガード自体に大きなデメリットがあるわけではありませんが、合っていないものを使い続けると違和感が出ることがあります。
また、毎日のケアにかかる手間や破損のリスク、根本原因を解消する治療ではない、という点をデメリットと感じる人もいるでしょう。
食いしばりによって顔が変わるのはなぜ?
食いしばりや歯ぎしりが続くと、エラ周辺の筋肉(咬筋)が過剰に使われ、緊張や肥大が起こりやすくなります。
また、強く噛む力による歯の磨耗(すり減り)で口元の筋肉のバランスが崩れたり、顎関節への偏った負担から顔全体の対称性が損なわれたりすることもあります。
ナイトガードで歯並びは悪化しますか?
ナイトガードそのものが歯並びを悪化させることは基本的にありませんが、市販品など合わないナイトガードを長期間使用すると、噛み合わせに違和感が出るおそれがあります。
ナイトガードは、強い力から歯や顎を保護しながら位置を安定させることは可能ですが、歯並びを改善することはできません。歯並びそのものを整えたい場合には、矯正歯科治療が必要です。
DDデンタルクリニックでは、あなたの歯型にぴったりなナイトガードの作製はもちろんのこと、キレイで健康な歯並びを目指すさまざまな矯正治療をご提案します。
ナイトガードは虫歯になりやすい?
ナイトガードがむし歯を直接引き起こすわけではありませんが、装着中は唾液の流れが少なくなるため細菌が繁殖しやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
装着前後の歯みがきやナイトガードの洗浄、定期的な歯科医院でのチェックを受けることでトラブルを防ぎやすくなります。
ナイトガード使用中に不安を感じたら歯科医師に相談を

ナイトガードによって筋肉の緊張がほぐれたり、噛み合わせが安定したりすることで、「顔が変わった」と感じるケースはあります。
一方で、違和感や異変を感じる場合は、あなたに合っていないナイトガードを使っている可能性が考えられます。
ナイトガードは自分の歯型に合ったフィット感や、噛み合わせを考慮した細やかな調整がとても重要です。市販のナイトガードは手軽に試せる反面、歯ぎしりや食いしばりが強い人にとっては、違和感や負担が大きくなることもあるため注意が必要です。
「しっかり守りたい」「より快適に使いたい」と感じるなら、歯科医院で相談してみるのがおすすめです。
DDデンタルクリニックでは、より快適な装着感やワンランク上の効果を求める方のために、一人ひとりの歯並びや噛み合わせにぴったりフィットするカスタムメイドのナイトガードを提供しています。

「ナイトガードで顔変わったかも?」「つけていると違和感しかない…」という方や、「実は歯並びにも悩みが…」という方は、お気軽に最寄りのDDデンタルクリニックへご相談ください。
※本記事は2026年2月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
1999年より都内矯正認定医のクリニックに勤務し、矯正とインプラントを中心に臨床に従事。
2002年都内新宿区にて開業、様々な矯正治療を取り入れマウスピース矯正も20年以上実践。
その後都内に4医院、九州に1医院を展開。
2023年より全国16医院の矯正歯科クリニックの総合監修、指導を行う。

