すきっ歯矯正の費用はどれくらい？治療法別の目安金額と期間を解説

すきっ歯だと、人目が気になりませんか？

笑ったときに口元を見られているような気がすると、「今度こそすきっ歯を治したい！」と思いますよね。

すきっ歯は歯列矯正で治療が可能です。

ただし、治療方法や費用の目安はさまざまなので、費用のほか、治療期間の目安や、メリット・デメリットをしっかりと理解しておくことも大切です。

この記事では、すきっ歯の矯正費用を基礎からわかりやすく解説！

治療の種類によって異なる特徴やすきっ歯になる原因もお伝えするので、あなたに合ったすきっ歯の治療とその費用がわかりますよ！

すきっ歯を矯正するなら目安費用はいくら？

すきっ歯の矯正にかかる費用の目安は、治療方法によっても異なります。

歯列矯正でいう「治療方法」とは、治療する範囲や装着する装置のことをいいます。

治療する範囲には、歯列全体を治療する「全顎矯正」と、前歯だけを治療対象とする「部分矯正」があります。

装着する装置は「ワイヤー」と「マウスピース」が主流となっており、さらに、歯の隙間を埋めて見た目を整える治療もあります。

主な治療方法はワイヤー矯正かマウスピース矯正

すきっ歯の治療は、歯列矯正で行うのが一般的です。

歯列矯正の装置にはいくつかの種類がありますが、主な治療方法は「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」です。

「ワイヤー矯正」は、歯の表面に「ブラケット」という小さな金具を取り付け、そこにワイヤーを通す治療です。

ワイヤー装置は、歯列の表側に装着する方法と、裏側に装着する方法があります。

「マウスピース矯正」は、歯列を覆う形の透明なマウスピースを装着する治療です。

装置が目立ちにくいため、人と話す仕事をしている方や、治療中もメイクやファッションを楽しみたい方にも人気です。

すきっ歯を全顎矯正（歯列全体を治療する）で治療する場合の費用の目安は、次のとおりです。

前歯のみなら費用が安い「部分矯正」という選択肢も

すきっ歯の症状がそれほどひどくなければ、前歯だけを治療対象とする「部分矯正」で治療できる可能性があります。

部分矯正は全顎矯正と比べて治療する歯の本数が少ないため、そのぶん費用と治療期間も抑えやすい治療法なんですよ。

ただし、前歯だけの治療ですきっ歯をキレイにできるかどうかは、外見だけではわかりません。

レントゲンなどの検査をしたうえで、歯科医師が判断します。

費用が気になる方は、歯科クリニックでカウンセリングや診察を受けて相談してみるとよいでしょう。

すきっ歯を部分矯正（前歯だけを治療対象とする）で治療する場合の費用は、以下が目安となります。

早く治したい人には歯の隙間を埋める治療もある

歯列矯正は、時間をかけて歯を動かし、隙間を埋める治療です。

「そんなに長期間待てない！」という方は、歯の隙間を樹脂などで埋めて見た目を整える方法もありますよ。

なるべく早くすきっ歯を治療したい方は、次のような方法も検討してみましょう。

• セラミック矯正
  歯を大きく削り、セラミックの被せ物をします
• ダイレクトボンディング
  歯の表面に、レジンというプラスチック樹脂を盛り付けて隙間を埋めます
• ラミネートベニア
  歯の表面を薄く削った上に、セラミックの板を貼って形を整えます

すきっ歯の隙間を埋める治療の費用は、以下が目安となります。

【治療方法別】すきっ歯を治す平均的費用と治療期間

すきっ歯の治療方法は、主に6種類あります。

ここでは、それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリット、治療費用、治療期間を紹介します。

ワイヤー矯正（表側矯正）

昔から日本で広く一般的に行われている方法です。歯の表側にブラケットという小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に力をかけていきます。

メリット

幅広い症状に対応でき、重度の症状も治療が可能です。

デメリット

ワイヤー装置が目立ちやすく、食べ物が装置にはさまったり、歯みがきがしにくくなるリスクがあります。

治療費用の目安

• 全顎矯正：50万～90万円程度
• 部分矯正：15万～60万円程度

治療期間の目安

• 全顎矯正：1年～3年程度
• 部分矯正：3ヶ月～1年半程度（※症状や動かす歯の本数による）

ワイヤー矯正（裏側矯正）

歯の裏側にワイヤー装置を装着する方法で、歯が動く仕組みは表側矯正とほぼ同じです。別名「リンガル矯正」とも呼ばれます。

メリット

装置が目立ちにくいため、見た目が気になる方にもおすすめできます。また、歯の裏側は自浄作用のある唾液が多く循環していることから、むし歯リスクが比較的少ないといわれています。

デメリット

舌に触れて発音しにくくなることがあるほか、直接見ることが難しい歯の裏側に装置を装着するため、費用が高額になる傾向があります。

治療費用の目安

• 全顎矯正：90万～140万円程度
• 部分矯正：30万～70万円程度

治療期間の目安

• 全顎矯正：1年半～3年程度部分矯正：6ヶ月～1年半程度（※症状や動かす歯の本数による）

マウスピース矯正

歯列を覆う形の透明のマウスピースを装着する治療法で、さまざまなブランドがあります。歯とマウスピースの間にはわずかなズレがあり、そのズレを利用して歯に力をかけていきます。

メリット

近くで見ても歯列矯正中であることがほとんどわからないほど自然な見た目で人気です。

デメリット

食事と歯みがきの時にはマウスピースを外して洗浄し、毎日きまった時間装着する必要があります。

治療費用の目安

• 全顎矯正：40万～100万円程度
• 部分矯正：20万～45万円程度

治療期間の目安

• 全顎矯正：1年～3年程度
• 部分矯正：2ヶ月～1年半程度（※症状や治療範囲による）

セラミック矯正

歯を大きく削り、セラミックの被せ物をして形を整える治療です。被せ物が出来上がるまでは時間がかかるため、歯を削って型採りをしたあとは、しばらく仮歯で過ごすことになります。

メリット

歯を大きく削ることが前提の治療なので、大きなむし歯などの治療をした歯でも施術できます。また、被せ物は一人一人にあわせて作られるため、好みの色や形の歯にしやすいです。

デメリット

健康な歯を大きく削るため、抵抗を感じる方もいるかもしれません。また、ダイレクトボンディングやラミネートベニアと比べると費用は高額な傾向があります。

治療費用の目安

• 歯1本につき12万円〜

治療期間の目安

• 2～3週間程度

ダイレクトボンディング

歯の隙間にプラスチック樹脂を盛り付けて隙間を埋める治療法です。歯を削る必要がほとんどないため、痛みが心配な方やなるべく早く治療を終わらせたい方におすすめできます。

メリット

症状によっては、1回の治療で隙間を埋めることが可能です。前歯の隙間を埋める方法としては費用が比較的安価で、自然な見た目に仕上がります。

デメリット

使用するプラスチック樹脂にはさまざまな種類がありますが、コンポジットレジンを使う場合は経年劣化の可能性があります。きれいな仕上がりを維持するには、定期的なメンテナンスが必要でしょう。

治療費用の目安

• 歯1本につき2～5万円程度

治療期間の目安

• 2～3週間程度

ラミネートベニア

歯の表面を薄く削って、セラミックの板を貼って形を整える治療法です。セラミックは経年劣化しにくい材料なので、キレイな仕上がりが長く続きます。

メリット

色の調整がしやすく変色しにくいセラミックを使うので、好みの色のキレイな仕上がりが長続きします。また、治療期間もほかの治療法を比較すると短めです。

デメリット

症状によっては適応とならない可能性があります。また、歯を薄く削る必要があるため、健康な歯を削ることに抵抗がある方がいるかもしれません。

治療費用の目安

• 歯1本につき2～6万円程度

治療期間の目安

• 2週間～1ヶ月程度

すきっ歯の根本的な原因はなに？

すきっ歯になってしまう原因は、先天的なものと後天的なものがあります。

なお、すきっ歯でお悩みの中学生や高校生の方が、歯列矯正によるすきっ歯の治療をご希望の場合、永久歯が生えそろっているかどうかが矯正をスタートできるかどうかのひとつの目安となります。

永久歯が生えそろう時期には個人差があるので、まずは歯科クリニックでご相談ください。

◆ すきっ歯の原因をくわしく解説した記事もあるので、興味がある方は読んでみてくださいね！

すきっ歯をこのまま治さないリスクとは？

すきっ歯を放置すると、見た目が気になるだけでなく、日常生活や体調にまで悪い影響を及ぼしてしまうことがあります。

すきっ歯は放置せず、歯科クリニックに相談しましょう。

すきっ歯矯正のここが知りたい！よくある質問

最後に、すきっ歯に関してよくある質問への回答を紹介します。

すきっ歯矯正の料金はローンで分割払いできますか？

デンタルローンが利用できるかどうかは、クリニックによって異なります。

デンタルローンは、ローン会社に費用を一括で立て替えてもらい、ローン会社に分割で返済していく歯科治療のためのローンです。

DDデンタルクリニックグループでは、全クリニックでデンタルローンに対応しており、月々の負担を抑えながらすきっ歯治療ができますよ。

また、電子マネーやクレジット一括払いにも対応しているので、お気軽にご相談ください。

※デンタルローン・クレジットカード払いは18歳以上（高校生を除く）が対象となり、詳しい支払い方法や規約はクリニックにより異なります。

すきっ歯の矯正には何年くらいの期間がかかりますか？

すきっ歯の治療にかかる期間は、患者様の症状の重さや治療方法によってさまざまです。

歯科クリニックでレントゲン検査などを受けてみると、個別の治療期間の見込みがわかりますよ。

編集部で調査したところ、治療期間は次がひとつの目安となるようです。

すきっ歯の矯正はしなくてもいい？

すきっ歯の口元は、あどけなく、かわいい印象を与えるため、「このまま治療しなくてもいいかな」と思う方もいるかもしれません。

しかしその一方で、見た目がコンプレックスになったり、食べ物が隙間にはさまりやすかったり、むし歯・歯周病にかかりやすかったり、といったリスクもあります。

治療を迷っている方は、まずは歯科クリニックでお口の中の状態を確認してもらったほうがよいでしょう。

すきっ歯の矯正は保険適用？

すきっ歯の治療は、多くが見た目の改善を目的としたもののため、基本的には健康保険適用外です。

ただし、咀嚼や噛み合わせなどの機能に問題を生じている場合は、健康保険が適用されるケースもあるようです。

くわしくは歯科医師が診察したうえで判断するので、すきっ歯の治療を考えている方は、まずは検診を受けて相談してみましょう。

あなたに合った矯正方法ですきっ歯を卒業しよう

すきっ歯は、見た目が目立ちやすく、コンプレックスを抱えている方も少なくない症状です。

あなたも「早くすきっ歯を卒業したい！」と思っていませんか？

すきっ歯の治療方法にはいくつかの種類があり、歯科クリニックで行える治療には、「歯列矯正」と「歯列矯正以外（隙間を埋める治療）」があります。

それぞれにメリットとデメリットがあり、費用も症状の重さや治療法によってさまざまです。

DDデンタルクリニックグループでは、患者様が月々の負担を抑えやすいように、全クリニックでデンタルローンに対応しています。

「一度に多くは払えない」という方も、ぜひお気軽に相談にいらしてくださいね！

※デンタルローン・クレジットカード払いは18歳以上（高校生を除く）が対象となり、詳しい支払い方法や規約はクリニックにより異なります。

※本記事は2025年2月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
※保険適用外の自由診療となります。
※掲載している料金はすべて税込み価格です。