ワイヤー矯正の種類と選び方|特徴・値段・メリットを徹底解説!
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ワイヤー矯正は、歯列矯正と聞いて真っ先に思い浮かべるほどスタンダードな矯正歯科治療。
でも、口元からのぞくギラギラしたワイヤーのイメージが先行して、治療に踏み出せないという方も多いですよね。
実は、ワイヤー矯正にも種類があるのですが…
ワイヤー矯正は種類がいろいろあって分かりにくい!
種類があると聞いて「何がどう違うのかわかる気がしない…」「自分にどれが合うのかをどう選べばいいの?」と思ったかもしれません。
ワイヤー矯正の種類を選ぶために、あなたがチェックするべきポイントはつぎの3つだけ!
このあと、3つのポイントを順番にわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたにぴったりなワイヤー矯正の種類が見つかりますよ。
【1】歯科矯正の基本!ワイヤー矯正の種類は3つ
ワイヤー矯正には、「表側矯正」「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」の3つの種類があります。
それぞれの違いは、矯正装置を歯のどこに付けるのかです。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという小さな装置を付け、ブラケットに通したワイヤーを少しずつ調整しながら歯を動かしていく治療方法。
◆ 「そもそもどうして歯が動くの?」「どうやって歯に付けるの?」など、ワイヤー矯正の仕組みをわかりやすく解説した記事もあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
表側矯正:唇側に矯正装置を付ける
表側矯正は、歯の唇側(表側)にブラケットとワイヤーを装着する、もっとも一般的な種類。
あらゆる歯並びの症状に対応できます。
多くの症状に対応できる一方で、装置が目立つのがデメリット。
でも、歯の表側に装置があるから鏡で見ながら歯みがきをしやすく、食事や発音に影響を与えにくいという特徴もあります。
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「出っ歯でもっこりした口元が悩み…」「美容整形なしでキレイなEラインになりたい…」など、理想のフェイスラインを目指したい方のための口ゴボワイヤー矯正に関する記事もあります。
ぜひチェックしてみてくださいね。
裏側矯正:舌側に矯正装置を付ける
裏側矯正は、歯の舌側(裏側)にブラケットとワイヤーを付けて歯並びを移動させます。
歯の表側には何もないので、周囲にバレずに歯並びを治療できるのがメリット。
また、装置を付ける歯の裏側は唾液の自浄作用が働きやすく、むし歯になりにくい利点もあります。
一方で、舌に装置が触れやすいため、慣れるまでは食べにくさや話しにくさを感じやすいのが難点です。
裏側矯正は治療ができる歯科クリニックが少なく、表側矯正よりも費用が高額で治療期間が長期化しやすいというデメリットもあります。
ハーフリンガル矯正:表側と裏側のハイブリッド
ハーフリンガル矯正は、目につきやすい上の歯列には裏側矯正をし、唇で隠れやすい下の歯列には表側矯正をします。
表側と裏側の矯正方法を組み合わせることで、両者のメリットとデメリットを併せ持つのが特徴。
表側矯正よりも目立ちにくく、裏側矯正よりも舌への違和感や治療費用を抑えられます。
【2】矯正ワイヤーの色や素材の種類を知ろう!
矯正ワイヤーには、見た目や特性が異なる「メタルワイヤー」と「ホワイトワイヤー」の2種類があります。
メタルワイヤー
メタルワイヤーは、おもにニッケルチタンなどでできた金属製のワイヤーです。
耐久性が高く強い力をかけられることから、効果的に歯を動かせるのがメタルワイヤーのメリット。
一方で、銀色で光沢があるため目立ちやすいのが難点です。
ホワイトワイヤー
ホワイトワイヤーは、メタルワイヤーを白色の樹脂やロジウムという金属でコーティングした白いワイヤーです。
歯の色に近いホワイトワイヤーは、口元の矯正装置が比較的目立ちにくいのが利点ですが、メタルワイヤーよりも耐久性がやや低く、治療期間が長引くケースがあります。
【3】歯に付けるブラケットの種類を知ろう!
ブラケットは、歯の表面に取り付けてワイヤーの力を歯に伝えるための装置です。
ブラケットには、見た目や素材、強度などが異なる5つの種類があります。
それぞれの種類をくわしく見ていきましょう。
メタルブラケット
メタルブラケットは、もっともスタンダードな金属製のブラケットです。
メタルブラケットには目立つというデメリットはあるものの、金属ならではの強度と耐久性の高さという特性があります。
丈夫で壊れにくく、幅広い症例に対応できて長期間の治療にも耐えるのがメリット。
また、ほかの種類と比較して治療費用を抑えられるのも利点です。
プラスチックブラケット
プラスチックブラケットは、透明で目立ちにくいのが魅力です。
メタルブラケットよりもやや厚みがありますが、材質が柔らかいため口内の違和感が少ないのもメリットでしょう。
一方で、耐久性や強度が低いため大きな力をかけにくく、歯の動きが遅いというデメリットも。飲食物による着色にも注意が必要です。
セラミックブラケット
セラミックブラケットは、歯になじむ自然な色合いで目立ちにくい陶器製のブラケットです。
飲食物による着色や変色に強いのですが、メタルブラケットよりも強度がやや劣り、強い衝撃によって割れるおそれも。
矯正治療中でも自然な見た目をキープできるのは魅力ですが、費用が高いのが難点です。
ジルコニアブラケット
ジルコニアブラケットは、強度と目立ちにくさを両立するブラケットです。
ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれ、白く滑らかな見た目と高い強度・耐久性が特徴。変色や変形、汚れの付着リスクが低く、清潔に保ちやすいのもメリットです。
ワイヤーとの摩擦が少なく弱い力で歯を動かせるため痛みも抑えることができますが、セラミックブラケット同様に費用が高額です。
セルフライゲーションブラケット
セルフライゲーションブラケットは、一般的なブラケットよりも弱い力で効率的に歯並びを整えられる構造になっています。
ワイヤーを結索(結ぶ)して固定する従来のブラケットとは異なり、セルフライゲーションブラケットは直接ワイヤーを固定できるクリップ構造。
そのため、ワイヤーとブラケットの摩擦が小さく、痛みを抑えながら治療期間を短縮することが期待できます。
あなたに合うワイヤー矯正は?選び方のポイント
歯列矯正の治療期間は長く、ワイヤー矯正の種類を選ぶためには生活そのものに与える影響も考慮する必要があります。
種類ごとのメリットはもちろんのこと、あなたが許容できるデメリットとのバランスを見極めるほか、「目立ちにくければ高くてもいい」「費用よりも治療期間が短いほうがいい」など、ニーズに合ったワイヤー矯正を選ぶことが大切です。
ワイヤー矯正の種類別メリット・デメリット
表側・裏側・ハーフリンガルのメリットとデメリットを表にまとめました。
値段が安ければいい?ニーズに合う費用対効果も考慮しよう
ワイヤー矯正の種類ごとにかかる治療費用と期間の目安を紹介します。
「費用だけ」「期間だけ」のように、それぞれだけに目を向けるのではなく、お財布事情や治療のゴールなどを考え合わせて、あなたにぴったりなバランスの種類を見つけましょう。
ワイヤー矯正の種類別:費用の目安
治療費用の目安は、表側や裏側などの種類だけでなく、一人ひとりの症状や歯を動かす範囲によっても異なります。
また、矯正歯科治療は保険が効かない自由(自費)診療のため、歯科クリニックごとに差があります。
ここで挙げる金額はあくまでも目安ですが、予算をイメージするための参考にしてくださいね。
矯正期間中の日常生活をしっかりイメージ
ここでご紹介する治療期間の目安は、あくまでも歯を目標の位置まで移動するための治療期間です。
矯正歯科治療では、改善した歯並びが後戻りするのを防ぐ保定治療を行うための期間も必要になります。
ワイヤー矯正の種類ごとのメリット・デメリットなどを見てきましたが、それでもまだ迷っているかもしれません。
そんな方のために、おすすめのワイヤー矯正の種類を紹介します。
あなた自身のライフスタイルや優先したいニーズを挙げてみて、無理なく治療期間を過ごせそうなワイヤー矯正の種類を選んでくださいね。
【FAQ】ワイヤー矯正の疑問を解消!
どのワイヤー矯正にするかイメージできたら、つぎは「これってどうなの?」というワイヤー矯正に関する素朴な疑問を解消しましょう。
ワイヤー矯正は痛いですか?
ワイヤー矯正は一時的な痛みを伴うことがあります。
痛みを感じることが多いタイミングは、装置を付けて間もない頃や調整したときなど。装置による矯正力がかかり、歯が移動することによる痛みが生じやすいです。
また、装置の一部が口内に触れることで痛みを感じることもありますが、どちらの痛みも感じ方には個人差があり、数日〜数週間で軽減していくことがほとんどです。
ワイヤー矯正中でもキスはできますか?
軽いキスなら特に問題はありません。
ただし、ディープなキスの場合は舌を装置で傷つける恐れがあります。パートナーには矯正治療中であることを打ち明けておいたほうがいいかもしれませんね。
ワイヤー矯正中に食べれないものはありますか?
食べられないものというよりも、避けたほうがいい食べ物はあります。
避けたほうがいいのは「硬い」「くっつきやすい」「色が濃い」「繊維質が多い」食べ物。
たとえば、ナッツやお煎餅、キャラメルなどは、装置の破損やズレにつながる可能性があります。
カレーやコーヒーなどは着色汚れの原因になりやすく、ニラやきのこなどは装置に挟まりやすいです。
ワイヤー矯正中の口腔ケアで注意点はありますか?
ワイヤー矯正の装置やその周囲には食べカスや汚れが溜まりやすく、治療前よりも念入りなお口のお手入れを心がけましょう。
鏡を見ながら丁寧にブラッシングするだけでなく、歯間ブラシやタフトブラシのほかにも、マウスウォッシュやウォーターフロッサーなども活用して、口内の汚れをしっかり落としてくださいね。
ワイヤー矯正のご相談はお近くのDDデンタルクリニックへ!
ワイヤー矯正は、「表側矯正」「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」の3種類。
どれも歯を動かす仕組みは同じですが、装置をつける位置やブラケット、ワイヤーの種類によって、いちばん気になる治療中の見た目が大きく変わります。
また、表側矯正は適応範囲が広く費用は抑えめ、裏側矯正は見た目を変えずに治療できる、ハーフリンガル矯正は見た目とコストのバランスの良さがメリット。
一方で、三者三様のデメリットがあることもわかりましたよね。
「やっぱり自分だけで選ぶのは難しそう…」
「種類のイメージはできたけど、私の歯並びがいくらで治るのかを知りたい」
そう思った方は、ぜひDDデンタルクリニックの初回検診にお越しください。
DDデンタルクリニックでは、歯並びの改善をめざしながら横顔のバランスも治療していく口ゴボワイヤー矯正をはじめ、目立ちにくくお口のケアがしやすい新しい裏側矯正など、複数の矯正歯科治療を提供しています。
あなたの歯並びの症状はもちろんのこと、ライフスタイルやなりたい口元のイメージなどもしっかりお伺いしたうえで、さまざまな種類の中からぴったりな治療プランを提案します。
整った歯並びを手に入れるワイヤー矯正の種類を知った今こそ、歯列矯正の始めどきです。
未来のキラキラした笑顔を目指して、はじめの一歩を踏み出しましょう!
※本記事は2024年12月時点での公式情報を元に編集したものです。最新の情報とは異なる可能性がありますので、ご注意ください。
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